税務調査で確認される費用項目で注意したいのもの




神宮の軟式練習場近くで撮影

税務調査で確認される費用項目

税務調査で確認される費用項目だけに

焦点を絞って書いていきます。

 

福利厚生費、交際費、研究開発費、寄附金

支払手数料、雑費、保険料、会議費などの

項目が一般的には確認されます。

 

福利厚生費は、税法上の給料や交際費の

隣接費用のため、確認される項目です。

 

寄附金は交際費の隣接費用のため、

確認されるの項目です。

 

研究開発費は、試験研究費の特別控除を

行っていると研究開発費なのかどうか

棚卸資産は入っていないかも確認されます。

 

最後の支払手数料や雑費はダストボックス

という特色がある科目なので、内容の確認

のためにチェックされます。

 

 

日ごろから気を付けていても難しい

日ごろから気を付けていても、

内容のすべてを細かく確認して処理する

ということはかなり重労働です。

 

例えば、研究開発費でも、本当にすべて

費用にしてよいのかどうかについては、

経理だけをやっている方ではわからない

と思います。

 

それに日々の処理として会社は追われている

と思いますので、そこにいちいち確認作業

が入ることは煩雑だと思います。

 

ですが、このようなことを税務調査でいうと

なんだちゃんとやってないんだということで

税務調査官のやる気をあげてしまうだけです。

 

ですから、税理士による月次税務監査が

有効だと考えます。

 

契約や税理士の考え方にもよりますが、

月次で監査を行っていくと取引について

確認されます。

 

こういったことで、税務調査のリスクを

軽減することができると思います。

 

 

分かってくると隠したがる

税務監査をしていて、会社によるのですが

税務と経理方法が分かってくると隠しかた

が分かってくる場合があります。

 

税務監査泣かせなのは、次のような処理

になります。

(借方)諸口 (貸方)普通預金

(借方)費用科目 (貸方)諸口

といったやり方です

 

なんだ簡単じゃないか!と

皆さん思ったでしょ?

 

これが実は違うのです。

2列目の仕訳の費用項目は色々な科目に

なっているわけです。

交際費、福利厚生費、会議費など・・・

 

振替伝票ではなくわざわざ仕訳帳にて

一取引ごとに仕訳されると支出先と

それを使った先が分からなくなる処理

に変化するのです。

 

この様な処理をする理由は2つあります。

1つは内容を分散して取引を複雑にしたい。

2つ目は何かを隠したい処理が入っている。

 

税理士、税務調査官それぞれ人間です。

こういったことから、見逃すことも

あるでしょう。

そういったことに着目するとこういった

処理もありかもしれません。

 

ただ、脱税行為でこの処理を使うと

えらい目に合うので、リスクを考えて

会社の自己責任で行う処理だと思います。

 

 

まとめ

税務調査では、費用項目の確認は必ず

行われます。

日ごろから内容を確認して処理する

ことで、税務調査対策になります。

 

ただ、日々の処理に追われているなら

税理士に月次税務監査を依頼した方が

無難だと考えます。

 

最後に、経理が分かってくると処理方法

が色々できるという気が付きがあります。

上記の方法以外にも、

(借方)給料 -200(貸方)未払金-200

といった取消し仕訳もあり得るわけです。

 

こういった処理方法は実務上では、

行われますが、学習簿記上は

絶対に教えられません。

 

マイナス値が入ってします会計ソフトの

特性を利用した処理方法です。

 

税務調査でもこのような処理に

文句をつけられたことはありません。

 


編集後記

昨日は、渋谷支部と新宿支部との

野球の練習試合でした。

結果は負けました・・・

 

まあ、しょうがないですね。

来週から東京の全部の支部の野球部が

集まっての秋季大会だそうです。

 

応援に精を出そうかなと思います(笑)

 

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ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。