【月次決算とは】個人事業主が最低限やっておきたい処理を解説
こんにちは!
税理士・行政書士・社会保険労務
の齋藤幸生です!
今回は・・・
個人事業主のための月次決算
で最低限ものを解説します。
それでは、スタートです!!
月次決算でやりたい最低限のもの
①事業口座の処理
②クレジットカードの処理
③売上の処理
になります。
あなたが手持ちの現金で
立替えた経費のレシートも
あると思いますが
まずは預金口座とクレジット
カードの処理を優先させます。
売上の処理では請求書を
送付した月に処理を行い
預金の処理を行うときに
取引先別の売掛金の消込を
行います。
これである程度の業績を
確認することが可能です。
そもそも預金、クレジットカード
売上の処理が最低限なのかと
申しますと
毎月動くであろう数字だからです!
預金通帳には売掛金の入金である
売上金が入ってきますし
お金が必要であれば事業、個人
のいずれかで使うのかはさておき
お金の出金があります。
クレジットカードの支払いが
事業用の通帳から行われている
場合にはどれだけクレジットカード
を使ったのかもわかります。
クレジットカードで経費を使えば
それは経費として処理をするため
ある程度の経費を損益計算書に
反映することが可能です。
処理は明細取得や連携で楽をする
現在の会計ソフトでは
明細取得やデータ連携を
行うことができます。
先ほどの預金、クレジットカード
売上は会計ソフトでデータを
連携することが可能になります。
預金やクレジットカードは
API連携が主流になっており
仕訳候補の生成までできる
ために楽に仕訳をすることが
可能になっています。
売上は請求書ソフトで
データをCSVで連携するとか
会計ソフトについている
請求書ソフトと連携して
データを引っ張ってきて
仕訳候補の生成までできる
状況になっています。
つまり、月次決算を楽にする
土壌があるわけです。
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レシートを除外にしているのは
手入力などの手間がかかるためです。
私が提案したい月次決算は
いかに楽して処理をするのかです。
データで仕訳まで行い
取り込むだけにしておけば
毎月やるのが苦行ではなくなります。
月次決算を最低限やっておくと
確定申告が始まってから
1年分のすべての取引を処理
するために資料を掘り起こして
という作業はなくなります。
1年分の処理をすることは
プロである税理士であっても
ストレスです。
ストレスを少なくするための
方法を考えると
楽に月次決算をする方法を
考えたほうが建設的です。
処理の精度を求めないなんちゃって月次を目指す
今回の月次決算の方法は
いろいろなものを省略した
なんちゃって月次決算です。
しかし、なんちゃってでよいと
考えています。
私が提案した月次決算で
貸借対照表の預金残高は
毎月通帳と合わせることが
できます。
売掛金も毎月変動している
ことを確認したり
取引先別に残高を確認して
未回収がないかもわかります。
損益計算書では預金の
支払手数料やクレジット
カードで使った経費は
毎月処理ができるため
処理が残るのは
預金やクレジットカード以外
の支払い手段で使った経費の
領収書だけになります。
なんちゃって月次決算を
しておくことで残りは
処理がされていないレシート
のみになります。
これを1年分まとめて処理する
ということになります。
視点を変えて申し上げると
事業用通帳から事務所関係の
賃料、光熱費も引き落としで
支払っていれば
毎月賃料や光熱費を処理でき
クレジットカードですべての
経費を支払うようにしていると
クレジットカードの処理を
毎月やるため確定申告時期に
慌てて1年分をまとめて処理
することもなくなります。
要するに、支払い手段を
限定して処理することを
楽にすることで
レシートから処理をすることを
回避することも可能なのです。
編集後記
個人事業で難しいことは
ポイ活なども考えて
支払い手段をいろいろと
使ってしまうと処理するための
基礎資料が増える傾向になります。
ポイ活やいろいろな支払い手段は
経費にならないものを支払うとき
に使うのが理想です。
経費の支払いは極端に
クレジットカードのみにすると
処理がかなり楽になる
可能性が高いです。
クレジットカードも事業用と
個人用で分けておけば
API連携後の自動仕訳で
取引ごとに勘定科目を分ける
必要性すらなくなると思います。
では税理士・行政書士・社会保険労務士
の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
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