【資金繰りとは】資金繰りをするための基礎知識
こんにちは!
税理士・行政書士・社会保険労務
の齋藤幸生です!
今回は・・・
資金繰りの基礎知識を解説した
記事になります。
それでは、スタートです!!
資金繰りとは?
読んで字のごとく、資金を操ることです。
現実に当てはめると
事業、個人のいずれでも
同じことになりますが
使うお金を操ることを
イメージするとわかりやすいです。
わかりやすいイメージは
給与収入になります。
手取りが30万円だったとしましょう。
すると使えるお金は30万円までです。
しかし、お金を借りることが
できれば給与収入以上にお金を
使うことが可能です。
これを事業で考えると
個人の給与収入に当たるのが
売上になります。
給与と売上の異なる点は
給与は労働をすれば必ず
発生するものであること
に対して
事業の売上はそもそも依頼主が
いないと発生する入り口にすら
立てないことです。
資金繰りではお金がいくら必要なのかを計算する
さて、通常は入ってくるお金で
支払いを計画的に行います。
しかし、事業では売上があろうが
なかろうが経費の支払いはあります。
事務所を借りるのであれば
事務所の賃料が発生しますし
法人でやる場合には社長さん
つまり、あなたへ法人から給与を
支給することになります。
事業での資金繰りの基礎は
いくらお金が必要なのかを
計算することにあります。
なぜか?
事業では支払いのほうが
わからないと
いくら売上を獲得すれば
収支でお金が余るのかが
わからないからです。
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事業で資金繰りを考えるに
当たって上記のことをまとめた
資料が資金繰り表になります。
資金繰り表は経常収入と
経常支出から構成されます。
経常収入とは売上金の回収
のことを言います。
経常支出とはいわゆる
事業経費をイメージします。
経常収入から経常支出を引いて
プラスになれば収支計算でお金が
余ったことになり
マイナスの金額であればお金は
減ったことになります。
実務上では経常支出という名称だと
何にいくら使うのかがわからないので
費目別にわけることで
項目ごとの金額を計算します。
例えば、光熱費は水道光熱費
事務所賃料は地代家賃といった
感じになります。
資金繰り表は日本政策金融公庫
でひな形があります。
こちらをそのまま使っても
よいでしょうし
自分でわかりやすく加工して
みてもよいと思います。
お金の都合をつけるポイント
資金繰りで最も悩ますことは
お金の都合をつけることです。
事業での収入は売上金の回収だけ
になります。
しかし、お金を増やす観点で
考えるとほかにも増やす方法は
あります。
①銀行から借りること
②増資をすること
銀行から借りることは
一般的に運転資金の融資になります。
事業計画書や資金繰り表にて
将来の事業見通しを説明して
お金を銀行から借ります。
増資は法人の株式を交付する
ことを対価にしてお金を集める
方法です。
ただし、一般的には第三者から
事業を信じてもらう必要があり
ハードルが高いと思います。
結果、中小企業では融資を選択
する機会が多くなります。
融資一辺倒だと資金繰りは
厳しいものになります。
理由は融資はお金を借りている
だけであって元本の返済が
必要になります。
融資をしてから毎月元本の返済が
できるお金も用意しておかないと
融資して増えたお金のうち
その月に使わなかった金額から
返済するといったいびつな
返済になってしまいます。
融資の理想は
経常収入から経常支出を引いて
プラスになった金額から返済を
することです。
この点において資金繰り表を
作成して、経常支出と返済を
上回る経常収入がいくらなのかを
計算しておくとよいと思います。
編集後記
個人事業での資金繰りは
給与が売上になることは
法人と同じですが
法人と異なる点は売上金の
回収で事業と個人の両方の
支出を賄うことです。
売上金の入金があり
こちらを事業と個人で使う
支出に充てているわけです。
個人事業主の資金繰りでは
経常収入と経常支出と一緒に
個人で使う経常支出も併せて
資金繰り表に書いておくと
わかりやすいと考えます。
では税理士・行政書士・社会保険労務士
の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
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