クラウド会計の銀行口座連携の注意点と帳簿作成の留意点
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
口座連携の注意点と帳簿作成の
留意点をまとめた記事です。
それでは、スタートです!!
クラウド会計の銀行口座連携の注意点
クラウド会計では銀行口座
と連携することで取引を取得
することができます。
口座連携の問題点は
銀行口座で行った取引を
すべて取得していないことが
あることです。
この点、先日、弥生株式会社の
担当者と話して
取引が取得できないことが
発生する可能性が見えて
来ました。
銀行口座連携は基本的に
インターネットバンキングより
取引を取得します。
インターネットバンキングは
数か月に1度パスワード変更が
求められることがあります。
パスワードをすぐに変更すれば
銀行口座連携で取引を取得する
ことに問題がない様なのですが
パスワード変更をせずに放置
している場合には
銀行口座連携で取引を取得する
ことができない可能性がある
ということです。
銀行口座連携はインターネット
バンキングと常に接続して
取引を取得している都合上
パスワードの変更を放置
してしまうと
インターネットバンキングとの
接続が切れてしまい
取引の取得がうまく行かない
ことがあるようです。
銀行口座連携連携を放置してしまった場合の対処法
今後の銀行口座連携では
パスワード変更を放置して
例えば、パスワード変更せず
2か月くらい放置した場合には
銀行口座連携で取引が取得
できない可能性があるため
次のような対処法があります。
①パスワード変更せずに放置した期間の取引は取引を取得してクラウド会計に取り込まない
②パスワード変更をせずに放置した期間の取引を取得してクラウド会計に取り込んでしまった場合には通帳と取引を突合させる
クラウド会計に取り込まない
方法を選択した場合には
取り込まない期間については
手入力を行う必要があります。
クラウド会計に取引を
手入力する方法やある程度の
簿記知識と知見が必要になる
ことになります。
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クラウド会計に取り込んで
しまった場合には
必ず取り込まれた銀行の帳簿
と通帳の取引を突合しましょう。
もし取り込まれていない取引が
ある場合には手入力を行い
不足している取引をクラウド
会計に反映する必要があります。
いずれにしても手入力は必要
になるため簿記知識と知見は
必要になります。
最後に最も重要なことは
銀行口座連携を使うなら
最低でも1か月に1度は
銀行口座連携の取引と
通帳を確認して漏れがない
ことを確認しましょう。
インターネットバンキングの
パスワード変更はこまめに
通知が来たらすぐに変更して
銀行口座連携との接続を
途切れさせないようにする
方法が考えられます。
帳簿作成で求められること
帳簿作成においては
事業に関する取引をすべて
帳簿に反映させることになります。
銀行口座連携で取引漏れが
発生すると起こる帳簿の不具合は
通帳の残高と帳簿の預金残高が
合わなくなることです。
実際の金額と帳簿が合わない
ということは税務調査では
何かを隠しているではないか?
という疑問が出てきます。
例えば、通帳残高は100万円
なのに帳簿では80万円だった場合
20万円の差があるため
売上金を隠しているのでは?
と疑問が出てくるわけです。
帳簿作成においてはただたんに
作成しなければならないため
作成するのではなく
各勘定科目残高を合わせて
税務調査に耐えられるように
することも必要になります。
編集後記
銀行口座連携で分かったのは
他にもあります。
ある条件を満たさないと
銀行口座連携ができない
銀行が存在します。
例えば、三菱UFJ銀行では
BizSTATIONで事前にAPI連携の
接続設定を行ってからでないと
銀行口座連携ができない
ようになっています。
銀行口座連携ができない場合には
事前設定が必要かもしれません。
詳しくは使っているクラウド会計
の銀行口座連携で確認できます。
弥生会計では以下のところから
各銀行の事前準備を確認できます。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
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