始めて資金繰り表を作成する場合には大まかに作成して実績と比較する
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
初めて資金繰り表を作成する方への
記事になります。
それでは、スタートです!!
初めて資金繰り表を作成する場合は大まかに
始めて資金繰り表を作成する
場合には項目は大まかにします。
具体的には、収入は売上
支出は経費だけでも大丈夫です。
エクセルで作成することを
前提にするのであれば
経費のうち主要なものだけを
項目別に分けます。
例えば、原価、人件費、家賃
光熱費になります。
上記以外はその他経費として
表示させても大丈夫です。
資金繰り表は将来の予想の金額を
入力します。
売上については
直近3か月くらいは予想は立つけど
それ以降はわからないと思います。
4か月目以降は今年の年間の
目標売上を達成できるような
数字をとりあえず入れておきましょう。
もし、前期の月ごとの数字があれば
その金額を入力しても大丈夫です。
経費関係では原価は原価率で
計算した金額を入力し
人件費は給料と社会保険の月合計
家賃は事務所の毎月の家賃
光熱費は直近の数字を入れて
項目別の金額は完成します。
その他経費は大体使うかな
くらいで結構です。
最終的に次のように資金繰り表を
完成させます。
①通帳の毎月末の金額+収入
②①ー支出(経費)=予想の通帳残高
という数式を設定します。
これで毎月の資金繰り表になり
資金ショートするかどうかを
観察できます。
実際と比較して改善点を見つける
資金繰り表は予想の金額を
入力することになるので
正確ではありません。
予想がどうなっているのかも
チェックすることで予想と現実の
違いを確認することができます。
そのためには毎月の実際の資金の
動きと予想の金額を比較します。
こちらも資金繰り表と同様の
項目に分けて比較をしやすくします。
収入は売上金の入金になります。
原価は仕入の支払金です。
人件費は給料と社会保険の合計で
家賃は実際との齟齬はないでしょう。
光熱費は季節変動があるので
金額は異なると思います。
上記以外はその他経費の
支出にしていますので
使ったお金をすべて入れてみます。
そして観察します。
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恐らく、思い通りの資金繰りには
なっていないと思います。
項目別に分けた金額にはそこまで
齟齬はないと思います。
しかし、その他経費については
齟齬が発生するかもしれません。
改善点とは齟齬を見つけて
内容が何なのかを追求することです。
その他経費に入れたもので
カード決済があるとします。
当初は10万円くらいと想定した
ところ実際には20万円の引き落としが
あった場合です。
差額10万円の内容を追求し
何に使ったのかを確認します。
飲食代であれば今度は項目別に
飲食代を作成しておき資金繰り表の
精度を高めていきます。
使うお金を増やすのか使うお金を減らすのかを決める
資金繰り表の結論としては
次の2つの判断になります。
①使うお金を増やすのか
②使うお金を減らすのか
になります。
使うお金を増やす場合には
事業収入を増やすことになるので
売上の量を増やすことになります。
ただし、売上に比例して増える
経費があるので売上を増やした
金額がそのまま増えるわけではないです。
使うお金を減らす場合には
経費を減らすことになります。
資金繰り表の当初に項目別に
わけた経費は減らしにくいです。
原価、人件費、家賃、水道光熱費
は基本的に減らすことが難しい
経費になります。
そこで白羽の矢が立つのは
その他経費になります。
先ほどは飲食代がかかったと
仮定しました。
その他経費はダストボックスになり
内容が不明の経費になります。
その中で管理したい経費だけを
部分的に取り出して項目別に
加えることでお金の管理が可能です。
上記をまとめると
①資金繰りを初めて作成ときには大まかに作成
②実際の収支と比べて、預金残高にプラスマイナスして預金残高の管理もする
③改善点を見つけた場合に項目別に加えて管理する
④使うお金を増やすのか、減らすのかを判断する
編集後記
資金繰り表は項目別に分けすぎると
わけがわからなくなります。
項目別に分けるのは経費が
多いと思います。
項目は7個くらいにしておくと
管理しやすいと思います。
資金繰り表の目的はお金の管理
になりますから細目を管理する
虫の目になる必要はないのです。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
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