税理士事務所の1日をかつて職員だった税理士が解説!
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
税理士事務所の1日をかつて職員だった税理士が
解説する記事です。
・税理士事務所の1日
・訪問、電話対応、メール対応
・所長へのホウレンソウをできるようにする
についてわかる記事です。
それでは、スタートです!!
税理士事務所の1日
これから税理士事務所で働こうと考えている方
税理士事務所ってどんなところかな?
と思っている方たちに向けた記事です。
税理士事務所の就業時間は事務所によって
違います。
私が最後に勤務していた事務所は
午前9:00~午後5:00まででした。
私は朝8:30くらいに到着して
部屋の換気のためにすべての窓を開けて
ポットの水を取り替えてなどをして
業務開始まで税理士試験の勉強をしていました。
月曜日は朝から朝礼をして
その月に提出する申告書の作成状況を
報告してといったことをやりました。
朝礼の後はメールチェック
不在にしていたときの連絡を確認して
対応をしたり
残っているお仕事を片付けていく
ということをしていました。
訪問があれば訪問の準備も行います。
試算表の確認や質問事項をまとめて
関与先に訪問していきます。
訪問先ではデータの確認や質問事項
経理担当者との雑談や愚痴を聞きながら
税務監査業務を進めていきます。
事務所に帰ることができる場合には
事務所に帰って後輩からの質問に答えたり
処理で迷っている場合には教えたり
といったことをしていました。
ある程度、お仕事の区切りをつけて
定時までに終わっていれば残業はなしで
帰宅するという流れでした。
税理士業界の繁忙期といわれる
12月から翌年3月までは
年末調整、給与支払報告書の提出、
法定調書の作成提出、償却資産申告書作成提出などを
行っていきます。
もちろん、法人の申告書や個人の確定申告書も
作成提出を行っていました。
労務管理については基本的に
クラウドシステムを使っていました。
日報と行った内容を書くシステムですね。
このうち、報告はチェックをつけて所長へ
伝えるルールがありました。
私は最後の勤務先では約7年くらい在籍して
主任というチーム長的な立場だったのですが
後輩の日報をみてアドバイスをすることも
やっていました。
訪問、電話対応、メール対応
事務所内では電話対応やメール対応をします。
これが関与先への事務所内での対応です。
質問事項は基本的には税務関係が多いです。
会計処理の確認、税務上の処理ですね。
私が担当していた会社では
基本的にメールでのやり取りにご協力を
お願いしていました。
理由は、電話だと説明が難しいことがあるので
実際に処理を行った画像を送付して説明する
といったことができるからです。
次に多い対応は電話ですね。
ちょっとだけ聞きたい、すぐ回答が欲しい
といった場合に電話が来ることが多かったです。
なのである程度は知識や経験が必要です。
新人の場合にはちょっと苦労するところです。
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税理士事務所の基本的な業務では
法人対応が多いです。
理由は法人からの顧問契約が多いからです。
法人は基本的には毎月訪問して関与する
スタイルとなります。
毎月訪問する場合には
次のような関与方法があります。
会社で経理を行える場合には
会計ソフトのデータを頂いて
職員が確認して訪問して修正するところ
確認するところを質問して
会計データを修正したり資料の確認をしたり
といったことをします。
会社で経理ができないところは
会計処理の原始資料を預かって
事務所で入力を行うスタイルです。
訪問のときは大切にしていました。
理由は何か起っていないかを確認できるからです。
会社としては冗談や三面記事クラスの雑談
社内の従業員には話せない内容など
色々な話を聞いたり話したりする機会になります。
新人が最も時間をかけて育成されていくのが
訪問のときであると思います。
訪問でのお仕事ができないと
事実上、税理士事務所でお仕事をすることが
できないのと同じ意味になるからです。
一般論ですが法人の担当を月20くらい任される
という状態になれば職員として新人から卒業と
言えると思います。
所長へのホウレンソウをできるようにする
職員は事務所内での立ち回りも重要です。
特に所長対応ができない人が多いと思います。
この理由は、ホウレンソウがうまくできない
ということがあります。
一般社会人の常識として
報告、連絡、相談がありますが
うまくできている人は少ない印象です。
うまくできない理由としては
日本語の文脈の問題があるのですが
日本語は、○○ということがありまして~
というような話出しを行います。
こういったことだと、聞き手は何を前提に
話しているのかわからないわけです。
私はテレビを見ていたときに
最初に何を相手にしてほしいのかを伝えてから
話し出した方が良いことを知っていました。
本当かどうか確かめるために
所長で実験をしてみました。
例えば、次のような感じです。
所長、報告なのですが・・・
所長、相談なのですが・・・
所長、連絡です。・・・
といった話出しに変えてみました。
これをやり続けていたら
齋藤君は話が分かりやすいと
当時の所長から褒められました。
まあ、テクニック的な部分があり、
話の内容も伝える部分を確実にするために
どの部分を伝えるのか、伝えないのか
ということを切り分けて話すようにもしていました。
編集後記
税理士事務所は所長税理士の考え方で
本当に色々なところがあります。
仕事の進め方、事務所内での手続きの呼び方
ルールも違います。
ですから経験者を採用する事務所と
新人のみに絞った採用をする事務所など
色々とあります。
ただ計画的な採用活動を行っているのは
そういった体制が整っている事務所だけです。
基本的には専門職になりますので
事務所で退職者が出たので急遽募集といった
対応をしている事務所が多いと思います。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。
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