2020年確定申告は会計ソフトで何が良いのか?
こんにちは!
税理士の齋藤幸生です!
今回は・・・
2020年確定申告は会計ソフトで何が良いのか?
という記事です。
2020年3月15日(申告期限は3月16日)までの
確定申告は令和元年分ですから特に気にする必要は
ないと思いますが!!
令和2年分の確定申告からは青色申告特別控除が
改正されて、e-taxで申告しないと・・・
65万円⇒55万円の控除になってしまいます!!
e-taxをするためにはそれに対応した会計ソフトを
使っておいた方が便利です。
今回は市場で知られている弥生会計、freee、MFの3つを
ご紹介していきます。
それでは、スタートです!!
弥生会計
弥生会計を使う個人事業主の皆さんは
やよいの青色申告オンラインを契約します。
やよいの青色申告オンラインを使うメリットとして
初年度は1年間無料でお試しすることができます。
翌年度から年間8,000円(税別)にて提供されています。
気になるプランは3つあります。
プラン | セルフプラン | ベーシックプラン | トータルプラン |
初年度の料金 | 無料 | 6,000円(税別) | 10,000円(税別) |
次年度以降 | 8,000円(税別) | 12,000円(税別) | 20,000円(税別) |
サービス内容 | 機能がすべて使える | 機能+操作サポート | 機能+操作と業務サポート |
次年度以降はキャンセルも可能となっています。
私の関与先で使っている個人事業主の人たちは
セルフプランを契約して私がサポートに回っている
ということが多いですね。
または私が関与する前からやよいの青色申告オンラインを
使っていて弥生PAP会員である私と共有を行い
確定申告をするパターンがあります。
やよいの青色申告オンラインはスマート取引取込を
使って帳簿を完成させるスタイルです。
スマート取引取込でちょっと厄介なのは
期間設定です。
口座ごと、クレジットカードごとに取引を取込み
帳簿に取り込むのですが口座、クレジットカードを
それぞれ取り込む都度で期間設定をする必要があります。
こうしたことが面倒だと思う場合には
銀行明細をCSV形式でダウンロードして
スマート取引取込から取引を取込むことができます。
e-taxについては確定申告モジュールといって
確定申告書を作成、e-taxできる機能があります。
freee
個人向け会計の定番ソフトfreeeです。
クラウド会計の草分けとなります。
freeeのコンセプトはクラウドだけで確定申告を
完結させるという点にあります。
まずは料金体系を確認してみましょう!
プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
月額料金 | 980円(税別) | 1,980円(税別) | 39,800円(税別・年額のみ) |
サービス内容 | 消費税の免税事業者専用 メール・チャットサポート |
全ての機能が使える サポートは優先対応 |
全ての機能が使える 電話サポート付き 税務調査サポート補償 |
やよいの青色申告オンラインとはちょっと異なった
料金体系といえます。
どのプランが良いのか分からないという場合には
消費税の申告をするのかどうかで判断します。
スターターは所得税の確定申告だけを考えている人向け
スタンダードは消費税の確定申告が必要な人です。
個人事業主ではプレミアムを選択する機会は
あまりないかと思います。
単発でのご依頼はこちら!
1 個別相談スポット業務
2 税務調査立会支援
3 経営革新等支援業務
4 税務顧問などの顧問業務
5 LINE@相談支援
やよいの青色申告オンラインとの機能面での違いは
請求書を作成して会計と連動できることです。
やよいの青色申告オンラインの機能は会計ソフトです。
freeeはクラウドですべて完結ですから機能が異なります。
その他はやよいの青色申告オンラインと一緒で
取引の取込、レシートをスマホのカメラで撮影して
スマホで処理をすることもできます。
もちろんe-taxにも対応していますね。
freeeで個人の確定申告をやっていると
やよいの青色申告オンラインよりも動作は早いです。
それに誰にでも分かるように確定申告書作成までの
質問がロードマップのようになっています。
ですから確定申告書を作成するときに無駄なく
漏れがない申告書を作成することができます。
操作面でストレスを抱えたくない人向け
ということが言えると思います。
MF(マネーフォワード)
最後はMFです。
こちらもfreeeと同様にクラウド会計の草分けです。
早速料金体系を確認してみましょう!
プラン | パーソナルライト | パーソナル | パーソナルプラス |
料金 | 月額1,280円 年一括だと11,760円 |
月額2,480円 年一括だと23,760円 |
年額35,760円 |
サービス内容 | 請求書の機能に一部制限 それ以外はすべて使える |
請求書の機能制限解除 それ以外はパーソナルライトと同様 |
パーソナルに電話サポートが付いたプラン |
請求書の機能制限の中身は
請求書を作成する人の人数制限とAPI連携が月100件まで
という制限となっています。
基本的にはパーソナルライトで契約することで
確定申告が済んでしまう人が多いです。
なお消費税の確定申告書は2020年2月4日現在
作成することができません。
消費税の申告書を作成するための消費税の集計表は
存在しますので、確定申告書作成コーナーなどで
消費税の確定申告書を作成することになります。
他の機能はfreeeとちょっと異なっている点として
請求書以外に給与計算、勤怠管理、マイナンバー管理が
基本料に含まれています。
上記は5人までが基本料金に含まれていまして
MFと契約する判断としては・・・
・個人事業主で親族以外の人を雇っている
・勤怠管理が必要
・給与計算も必要
・年末調整も自社でやるのでマイナンバー管理も必要
といった場合に契約すると良いと思います。
もっと申し上げると一人でも他人を雇用したら
迷わずMF行っとけ!ということです。
編集後記
今日は外出がないので事務所で事務作業を行います。
自分の請求業務が滞っているのでそれを片付けて
確定申告の個人の方たちの準備をします。
先日、私の確定申告をしまして還付金が
振り込まれることになりました。
やはり1月中に還付申告をすると還付も早いですね。
では税理士の齋藤幸生でした~
それではまた👍
youtube始めました!
税理士さいとうゆきおチャンネル
税務顧問や執筆などのご依頼はこちら↓
この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。
単発でのご依頼はこちら!
1 個別相談スポット業務
2 税務調査立会支援
3 経営革新等支援業務
4 税務顧問などの顧問業務
5 LINE@相談支援