独立直後の税理士達へ!できることから始めて、突き詰める!




独立直後の税理士達へ!できることから始めて、突き詰める!

今回のタイトルはふわっとしたタイトルですが、

とどのつまり、できる仕事から始めて、

突き詰めていこう!という趣旨の記事です。

 

何度かブログで書いてきているのですが、

独立直後の税理士は通常、躍起になって

営業をすることが多いです。

 

しかし、うまくいくことは少ない。

その理由が、自分ができる仕事に気が付いていない

ということだと思います。

 

私は、独立してからようやく

自分の仕事に気が付くことができました。

 

今回は、その経験談を基にした記事となります。

それでは、スタートです!!

 

 

独立直後の税理士は何でも屋さん?

何でも屋さんになっていないか?

独立直後の税理士は、顧客を獲得したい理由から、

何でも屋さんになる傾向があります。

 

創業支援、借入支援、色々な業界の顧問、

法人、個人を問わないなど様々です。

 

要するに何でも屋さんとなっているのでは?

と思うことがあります。

 

私もその口で、何でも屋さんになっていれば、

顧客からの問い合わせがあるだろうと思って

やっていました。

 

実際には、現在においてもホームページの

問い合わせから契約に至ったことはありません。

これが現実なのです。

 

できる仕事を考える

そこで、最も大切なことは、

自分ができる仕事は一体何のか?

ということですね。

 

私の話をしますと、

私は勤務時代に国際税務に携わって、

特に源泉所得税が得意分野です。

 

それと、特異な業界として海運業、貿易業、

IT業、建設業があります。

 

なぜなら、これらの業界を勤務時代含めると

約10年やってきているからです。

 

独立の時の状態でも、丸7年やっていました。

 

ということは、上記の業界については、

関与先に追加の負担を求めることなく、

関与をすることができると思います。

 

こういった自分だからこそ関与することが

可能なことはないのかを検討することになります。

 

自分に依頼したい顧客は誰なのか?

想定顧客を考える

それでは、自分の仕事に気が付いたとして、

その顧客は自分にどのように依頼するのか?

ということを考えます。

 

つまり、どうやったら依頼してくれるのか?

ということを考えるわけです。

 

例えば、IT業でも人材派遣をやりたいと

思っている会社であれば、

 

税務顧問のみならず、労働関係法令や給料計算、

黒字決算でないとまずいことなどを

知っておくことが必要となります。

 

それに、人材派遣の免許のためには、

財務要件もクリアーしないといけません。

 

このようなことを複合的に

コンサルティングしていく伴走者が

会社に求められることになります。

 

ですから、そういったサービスも充実させて、

メニューに載せていくことになります。

 

つまり、徹底して顧客が求めていることを

想定して、全部をメニューに入れておくことで

この人は業界のことを知っていると

想定顧客に感じてもらうことになります。

 

 

 

 

宣伝?営業?どっちが良いのか?

それでは、想定顧客にはどのような

アプローチをすればよいのでしょうか?

 

大まかには、2つやり方があります。

宣伝と営業です。

 

どちらが良いのかということですが、

どちらもやる選択になります。

 

ただ、想定顧客に気が付いてもらうように

宣伝と営業をしなければなりません。

 

想定顧客以外は切り捨てることになります。

 

言い方は悪いですが、税理士業はビジネスです。

お金を支払わないフリーライダーは避けるべきです。

 

キチンとお金を支払ってくれる層に

アプローチできる宣伝と営業をします。

 

ただ、やみくもに宣伝と営業をするのではなく、

想定顧客がいるところに宣伝と営業をします。

 

ですから、単純に宣伝と営業と言いますが、

まずは、想定顧客がどこにいるのかを

知ることから始めます。

 

そのうえで、宣伝を行い、営業でアプローチする

ということになるわけです。

 

 

できることを突き詰める

それから、ぜひやって頂きたいのが

できることを突き詰めることです。

 

これは、独立してからでしかできません。

 

勤務でもできる人はいると思いますが、

全部自分で稼いで、食べていく独立した

税理士にかなう勤務税理士はいないと思います。

 

顧客、特に会社の社長や事業主がやってほしいと

思っていることに手が届くのは、独立した人でないと

難しいと思います。

 

そういった意味で、自分の仕事を突き詰めて欲しいと

思っています。

 

勤務時代には、この料金では、ここまでしか

できないなあと思って、手を出していなかった

ところはありませんか?

 

漏れなく、すべて担当したところに

やっていましたかね?

 

私はそれをすることができませんでした。

 

今は、顧問先にカスタマイズして、

やれることを提供して、

 

相手が損をすることが無いように

提案も含めてやっています。

 

できることを継続する

最後に、事業がうまく行くかどうかは

その人次第なのですが、

 

士業で成功している人を見ていると、

できることを継続している人が

結果として成功しています。

 

次々に、色々なことに手を出して・・・

といった税理士先生でうまく行っている

人を見たことがありません。

 

自分ができることを淡々と、

突き詰めて、やって行くことができる人は、

最終的に成功しているなあと思います。

 

私も見習わないといけない分野ですね。

 

 

 


編集後記

今日は、午前中に顧問先へ訪問して、

そのあと、動画の編集をやります。

 

動画のアップを2週間も休んでしまったので、

何とか元の通りにアップしていきたいと

考えています。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。