【令和6年分確定申告】令和7年1月6日稼働の確定申告書等作成コーナーをレビュー
こんにちは!
税理士・行政書士・社会保険労務
の齋藤幸生です!
今回は・・・
本日より稼働の確定申告書等
作成コーナーを使って確定申告
をしたことのレビュー記事です。
それでは、スタートです!!
確定申告書等作成コーナーのUIについて
本日、私は確定申告書等作成
コーナーで確定申告をしました。
ユーザーインターフェース(UI)
についてまずは紹介します。
概略としては令和6年に
稼働したUIとほぼ同じでした。
事業所得の画面は昨年と
同様になっています。
所得税の確定申告書を作成
する画面は以前の古い感じは
なくなっています。
営業等で事業所得の金額を
入れる画面がありますが
こちらが扶養親族を入力する
画面と同じUIになっています。
以前よりも入力はやりやすい
と感じました。
所得控除関係は事業所得の
売上や必要経費を入力する
画面と同じになっています。
例えば、生命保険料控除では
最初に旧契約と新契約を選択する
ラジオボタンが設置されて
あとは控除証明書を入力する
といった感じになっています。
以前は、すべて入力することで
確定申告書の第一表が画面に
映っていましたが
今回は、そういった感じではなく
送信前に確定申告書の内容を
ダウンロードして確認する形式
に改めているようです。
全体的に選択→入力
という流れ作業で申告書を作成
することが可能です。
確定申告書等作成コーナーのレビュー
本日、私が行った申告は
所得税と消費税の両方を使って
みました。
所得税、消費税の両方とも
資料さえ準備ができていれば
データを基にして入力することで
問題なく作成はできると思います。
まずよかった点から申し上げます。
マイナンバーカード方式で
電子申告する場合には
最初にマイナポータル経由で
ログインを行い
申告書を送信するときには
送信ボタンをクリックすると
すぐに送信になります。
この点、以前であれば、送信段階で
さらにマイナポータルへのログイン
を求められていたので
送信段階でのログインは不要に
なったことが良い点です。
所得税の確定申告書の最初では
いろいろな収入を選択できる
ようになっています。
これは、申告漏れ防止になると
考えますね。
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5 6万円から始める確定申告
入力上では、少しわかりにくい
感じのUIになったかもしれません。
源泉徴収票を入力するときに
年末調整済みと未済のところが
わかりずらったと考えます。
こういったことは、
所得控除全般に言えることで
適用する控除をクリックすると
入力画面が出てくるのですが
入力するところがわかりにくい
感じになっています。
特にiDeCoを入力する場所は
みずらいと感じました。
消費税の確定申告書の作成では
昨年は使っていなかったので
比較は難しいです。
すでに数字が固まっていないと
どの数字をどこに入力すれば
よいのかがわからないと感じます。
納付については送信後に
納付方法を選択することで
自動的に納付情報の取得と
納付ができます。
試しにクレジットカード納付を
選択してみたところ
送信後にクレジットカード納付
の表示をクリックするだけで
国税のお支払いサイトに移り
納付額と手数料が表示されて
クレジットカード情報を入れるだけ
になっていました。
納付については電子納付を
使ってほしいといったつくりに
なっていると思います。
来年に備えたデータの取り扱いについて
確定申告書等作成コーナーでは
前年のデータを引き継ぐことが
できる仕様になっています。
引き継ぐためには令和6年では
令和2年~令和5年までのどれか
の年度の確定申告書等作成コーナー
のデータが必要です。
引き継ぐことで
減価償却の内訳とか
従業員情報が引き継がれて
令和6年の追加分を入力する
だけにすることができます。
データは送信後に入力データを
保存するボタンがでますので
こちらをクリックすると
データのダウンロードができ
令和6年分を保存しておけば
令和7年の確定申告書等作成
コーナーで過去のデータを使って
作成をするといったことが
可能になります。
提出した確定申告書は
以前と同様にPDFでダウンロード
できます。
こちらも忘れずにダウンロードして
保存しておけば
余計な手続きを省くことが
できると考えます。
編集後記
確定申告書等作成コーナーは
毎年改修されてきています。
古めかしい画面ではなくなり
クラウドの申告書作成ソフト
に近くなっていると思います。
マイナンバーカードでの
申告もやりやすくなり
送信するときに再度
ログインが省略されたのは
よかったと感じます。
しかし、給与と住宅ローン控除
だけなどといった場合には
簡単に作成可能でしょうが
UIを選択→入力にしたことで
どこに入力するのかといった
わかりずらさが出てきていると
感じます。
では税理士・行政書士・社会保険労務士
の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
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