【勤務系フリーランスの投資】iDeCoとNISAを利用してお金を増やし節税する
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
勤務しながらフリーランスを
やっている方向けのiDeCoと
NISAの解説記事です。
それでは、スタートです!!
iDeCoとNISAの始め方の違い
iDeCoとNISAはどちらも
お金を金融商品に投資できる
という点では一緒の制度です。
しかし、始める方の属性に
応じて変わるのはiDeCoです。
iDeCoは一般的に国民年金の属性
に応じて手続きが変わります。
国民年金の属性とは
1号被保険者
2号被保険者
3号被保険者
になります。
1号は国民年金だけ加入して
いるいわゆる自営業の方で
2号は厚生年金の被保険者になり
3号は2号の方の配偶者です。
勤務しながらのフリーランスの
方は2号に属します。
2号の方がiDeCoを始める場合
勤務先にiDeCoを始めるための
在職証明の書類が届きます。
年に1度、在職している
ことを確認する書類が届きます。
なぜ、このようになっているのか
というと国民年金の属性によって
iDeCoにお金を出せる金額(拠出)
に違いがあるためです。
これ以外は証券会社などに
iDeCo口座やNISA口座を
開設するといった手続きは
ほとんど一緒になります。
iDeCoを始める方は念のため
会社の総務へiDeCoを始るため
在職証明の書類が届く
ということを根回ししておいた
方が無難だと思います。
さて、NISAを始める場合には
在職証明は必要ありません。
というのは非課税投資額は
誰でも決められた金額だからです。
自営業、勤務、パート、アルバイト
など誰でも、属性に関係なく使える
制度になります。
iDeCoとNISAの税制優遇の違い
iDeCoとNISAはどちらも
税制優遇がある制度ですが
優遇される仕組みが違います。
iDeCoから解説しますと
①拠出した金額は小規模企業共済掛金控除として所得控除になる
②金融商品で儲かった(評価益)は所得税と住民税の対象にならない
という制度です。
勤務フリーランスの方は
年末調整又は確定申告時に
iDeCoで拠出した金額を
小規模企業共済掛金控除
として所得控除になります。
所得控除とは
①年末調整での計算上での扱い
(給与所得-所得控除)×所得税率のときの所得控除になります。②確定申告での計算上の扱い(フリーランス以外の収入なしを前提)
(給与所得+事業所得(又は雑所得)-所得控除)×所得税率のときの所得控除になります。
つまり、所得税から直接税額控除
する制度ではなく
所得税の課税対象金額を減らす
制度で控除されるわけです。
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NISAの税制優遇は
非課税限度額以内の投資であれば配当、売却益が生じても無税になる
という制度です。
逆にお金を出した場合には
iDeCoのような所得控除には
なりません。
2024年1月からNISAは改正され
非課税限度額が最大で年間40万円
から最大で240万円までに増えます。
ただし、つみたて投資は120万円で
成長投資枠が240万円になります。
さらに非課税として保有できる
限度額が決まっていて
成長投資枠だけだと最大1,200万円
つみたてを組み合わせることで
最大1,800万円まで増加される
ことになっています。
2024年から改正される新NISA制度で変わること
2024年からNISAは改正されます。
この制度で変わることをさらに
解説します。
年間投資枠と非課税保有額は
先ほどのとおりです。
これに加えて非課税期間は
無期限になります。
つまり、死亡するまで一生
非課税期間が継続するのです。
2023年までのNISAが最大で
20年間の非課税期間です。
成長投資枠は以前あった
一般NISAと同じような
投資対象に投資できる制度です。
非課税保有限度額を成長投資枠
で最大の活用をする場合には
成長投資枠は1,200万円保有し
つみたて投資枠は600万円保有する
ということが可能です。
新NISAを始める場合には
証券会社などによって
違いがありますが
楽天証券は2023年11月3日から
積立設定の受付が開始され
SBI証券は2023年11月18日から
受付開始予定になっています。
さて、つみたて投資枠の商品は
現行のつみたてNISAとあまり
変更はありませんが
成長投資枠の商品は色々と
銘柄があります。
私が楽天証券で運用しているため
楽天証券を確認してみると
投資信託、国内ETF・REIT、海外ETF
に分かれています。
投資信託は今までのつみたて
NISAで見られたような銘柄
を中心に一部ある業界に特化した
ものがあります。
例えば、遺伝子工学、宇宙開発
クリーンテック、電気自動車など
国内ETF・REITは日経平均などを
中心に業界特化のものも複数あります。
海外は先進国や発展途上国を中心に
業種特化の銘柄が複数あります。
どの商品が今後価格が上がるのか
はわからないのですが
まだ色々と確認できる時間は
ありますので
それぞれの証券会社の対象
商品を確認して
業界分析を行うとよいと思います。
原則的な投資の成功のコツは
長期で持ち続けることです。
言い換えると長期的に価格が
上がっていく分野に投資できると
良いことになります。
私が注目しているのは遺伝子
宇宙開発、ドローンなど
今後の20年で変わるであろう
業界に対して投資をしたいと
考えています。
編集後記
NISAで利益を出すためには
長期分散投資と言われています。
株価は日々何かが起こると
短期的には下落しますが
長期的にはリターンは一定以上
で出てくることになります。
戦争や資源価格が上昇しても
売らないという鉄の決断も
ときには必要になります。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
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