お仕事における価値とは何か?税理士業の視点から考えてみた!




お仕事における価値とは何か?税理士業の視点から考えてみた!

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

お仕事における価値について解説する記事です。

 

独立してから価値というものを考えてきて

価値がお金に直結するときもあれば

お金に直結しないときもあることが分かってきました。

 

また価値はずっと不変なものではなく

変化していくものです。

 

ですから事業というお仕事を行う場合には

変化を感じ取ってご自身が変化する必要が

あるのだと思います。

 

それでは、スタートです!!

 

お仕事における価値とは何か?

お仕事における価値とは何かと問われれば

分かりやすいのが対価という収入を得ることが

できるものと説明すると分かりやすいです。

 

では、なぜお金を支払ってもらえるのか

それはお金を支払う人が任せられると思って

お仕事を依頼してくれるからです。

 

この様に考えると「価値」という概念は

お仕事をやっている人が考えている

主体的な考えではないでしょうか?

 

私は上記のことから価値という表現よりは

「他者に頼りにされることである」という考えの方が

より分かりやすいのではないかと思います。

 

そのように考えれば

価値に対して支払われる対価の金額が

市場の金額によって決定される理由が

なんとなく分かってきます。

 

 

税理士業の視点から価値を考える

税理士として独立して4年目になりますが

過去の自分の失敗を考えると頼りにされることが

分かっていなかったのではないか?と

考えることができます。

 

私は独立当初、コンサルティングで生計を

立てたいと思っていてコンサルティングに

結びつくようなサービスを提供していました。

 

この点、私の関与先の皆さんが私に頼っていることは

「税理士として頼りにすること」でした。

 

ここでミスマッチが生まれてしまいました。

 

新たな顧客開拓のための行動も色々と試しましたが

なかなかうまく行きません。

 

これは当然で、税理士という肩書ですから

頼られているのは税務についてのアドバイスです。

 

ここでも、世の中と私との間でミスマッチが

起きていることになります。

 

流石に独立1年目の後半には上記のことが

なんとなく分かり思い切って税理士業一本で

覚悟を決めて事業をやる方向転換をしました。

 

その後、税理士業界ではコンサルティングへの

機運が高まっていて色々な資格を提供する

団体が多くなっている印象です。

 

事業承継、相続、富裕層向け、M&Aアドバイザリー

融資コンサルなどですね。

 

独立して今年で4年目になりますが

上記のうち、今後コンサルティングに発展しそうな

関与先が出てきています。

 

結論としては税理士業からのアプローチが

私にとって最善の入り口となったと言えます。

 

 

話は変わって、税理士業を始めとした士業では

私の事務所はこうやって事業を拡大しました!!

独立2年目にして顧問先100件以上達成!!

といった事業成功セミナーが存在します。

 

私はこのようなセミナーに参加して

同じことをしたとしても同じ結果が得られる

ということは考えておりません。

 

むしろ失敗する可能性があります。

 

なぜなら、独立した税理士さんによって

独立した背景、現在関与している業種

得意な分野などが異なるからです。

 

税理士さんによっては不動産会社さんや

保険業さんと協業していて単発の相続案件で

お仕事の依頼を受けていることもあるでしょう。

 

また、顧問ゼロから出発して低価格を売りに

関与先を増やして事業をやっていることも

あると思います。

 

私が事業成功セミナーに参加しないのは

私とは背景、独立した状況、現在の状況が

すべて異なるからです。

 

そして事業が変化していっているので

いつまでも成功体験が通用するわけではないです。

 

私の現在の状況を申し上げれば

税理士業だけをやっているのだと

思われると思いますが

 

現在では税理士業を普通に進めつつ

融資コンサルティングを始めることができましたし

事業承継や相続関係のコンサルティングの需要が

今後入って来る可能性がある関与先があります。

 

税務関係にプラスとして財務支援についての

需要が高まっている関与先があったりしますね。

 

それと行政書士業務にて給付金関連の申請

建設業許可の申請もあります。

 

特に建設業許可はアドバイザリー効果を

関与先に提供することで申請を通りやすくする

といったことができますね。

 

変な話ですが、最初にコンサルティングビジネスを

したいと思って挫折したにもかかわらず

コンサルティングができる土壌ができつつあるのです。

 

従って独立当初とは異なり事業が変化して

来ていることがありますね。

 

事業が変化する理由は

対お客様の需要が関与することで変化したと

感じることができるからです。

 

ですから、頼りにされる中身が

変化し続けるということになります。

 

 

価値=報酬を頂けるという訳ではない

価値というと報酬を頂ける、頂かないといけない

という訳ではありません。

 

私のやり方がまだ甘ちゃんなだけなのだと

思うのですが顧問報酬の中でやっていることが

多いように思います。

 

要するに追加で報酬を得ることは難しい

ということですね。

 

この点も、「価値」という概念と一緒で

主体的な考え方となります。

 

これをやったのだから追加で報酬を請求する

という考え方になるからです。

 

相手は顧問報酬の中でやってくれるはず

という期待を持っている場合にはミスマッチが

生じることになります。

 

そこで契約書には書かれてないでしょ

お互いに話し合いで決めるとなっているじゃ

ありませんか!!

と詰め寄ることも可能ではありますが

 

私はそこまでして、そういった交渉をしてまで

報酬を得ようということは考えておりません。

 

ミスマッチが起きているということは

社長さんの中に将来に対する不安があって

いま報酬を増やすと今後が分からない

という可能性を考えているからです。

 

順番として、社長さんの不安を取り除く

不安を少しでも減少させることが最初に

必要なのではないかと考えます。

 

私も以前は追加の報酬を得ることができず

イライラしたものでしたが

相手の心情がある以上、私が影響できないことには

無関心とすることを覚えました。

 

仕方ないのです。

戦国時代の言葉で言えば「是非もなし」

というニュアンスであると思っています。

 

しかし、追加の報酬を得ることができない

ということであれば、原因を探らないといけません。

 

こちらは「なぜそうしたのか」です。

 

こちらをそのまま、社長さんに聞いても

あいまいな答えしか出てきません。

 

あいまいとなる理由は当たり前で

将来の事業に対する不安なのですから

あいまいな回答になるのは仕方ないのです。

 

それで、将来の不安を取り除く

減少させる方法はないものかとして

色々と雑談、提案しながら探るわけですね。

 

将来の不安を取り除く、減少させるときに

行うアドバイザリーは当然無報酬になるわけです。

 

ただ、社長さんも人間ですから

このようなアドバイスをしてくれるのはなぜか?

と普通は考えます。

 

ある程度、アドバイザリーが効果を発揮したところで

追加の報酬の話をしながら提供するサービスを説明して

事業化を進めるとしても遅くはないのです。

 

上記は私のやり方ですので

誰にも当てはまるやり方ではないです。

 

私は「無報酬の精神攻撃」と名付けていますが

無報酬というのはかなり人間には効き目があると

私の経験上では思っています。

 

長々と書きましたが

価値=報酬を得ることができる訳ではないです。

 

大概は無報酬となりますので

なぜ無報酬となってしまうのかを考えて

最終的な報酬を得る目的が達成できるように

持って行く方法を考えることになります。

 

 


編集後記

関与先に訪問すると「先生、夏休みはどうするの?」と

聞かれることが多くなりました。

 

私は特に夏休みをとることは考えてないです。

貧乏暇なしですね(笑)という会話をしています。

 

夏休みをとっても構わないのですが

その分仕事から離れることになるので

感覚が鈍るんですよね。

 

それであれば、平日の何もない日に休みにして

自由行動をしたいわけです。

 

今年はコロナ元年ですし

できることは限られているので

お金を使わない絶好の機会だと思います。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。