【朗報】経理初心者のための簡単経理術!勘定科目少なくして簡単な経理を目指そう!!




経理で悩まないでー

経理初心者のための簡単経理術

私が税理士事務所の入りたての頃、

なんでこの勘定科目なんだろう?

学習簿記だとこうやっているのに

実務だとやっていない。

 

調べ方や処理方法で悩んだり、

勘定科目で悩んだりなどをしてました。

 

今実際に経理初心者の皆さんへ

申し上げることができるとすれば、

簡単な処理、勘定科目を絞る、

複雑な処理は行わない

この3つを試してほしいと思います。

 

IPOを目指す会社であるならいざ知らず、

中小零細や個人事業で経理に力を入れても

しょうがない場面があります。

 

多少勘定科目が間違っていても

税務上で経費となるものであれば

問題はありません。

 

税務署の調査官に勘定科目の修正を

依頼されたことなんて一度もありません。

大丈夫なんです。

 

まずは簡単にするためにどうやったらいいのか?

そのメソッドを税理士である齋藤が考えて

お伝えしたいと思います!

 

 

勘定科目を少なくするメリット

まずは勘定科目を少なくすることです。

勘定科目を少なくするメリットは、

時短、悩まなくなる、簡単になることです。

 

どのように少なくするのかというと、

例えば、旅費交通費と車両費を旅費交通費に

一緒にしてしまうことです。

 

事細かに勘定科目を分けても意味ないです。

確かに、電車代と高速代では違いますが、

移動する金額と考えれば同じです。

そう考えると分ける意味はなくなります。

 

つまり、税務上で分けないといけないものと

そうでないものを区別してより簡単にする。

ということを私は言いたいのです。

 

ですから、会議費と交際費は必ず分けます。

そして、区別する判断もできるようにします。

 

特に経理に現場を見てきて思うのは、

税理士からみてどっちでもいいよと

思う勘定科目の相談は多いです。

 

ご本人はまじめにやろうとしていると思いますが、

どっちでもいいのです。

 

費用で分けないといけないものだけ分けて、

後はまとめることができるものはまとめましょう!

 

 

今までは費用科目についてでした。

ここからは、資産、負債項目の話です。

 

こちらも売掛金と未収入金、買掛金と未払金

未払金と未払費用といった重複するような

勘定科目が色々あったりします。

 

 

こちらもどれかに集約していただいて

問題はありません。

学習簿記では、明確に違いがありますが、

それを考えてやっていてもしょうがないです。

 

私は未回収のお金は売掛金、

未払の金額は買掛金これでOKです!

 

ですから、未収入金、未払金、未払費用は

一切考慮しないということです。

使わないで処理を行うということです。

 

すでに勘定科目を色々使っている方も

勘定科目の集約ができないかどうかを

考えてみてはいかがでしょうか?

 

経理を簡単にするメリット

経理を簡単にするメリットは、

やはり時短、悩まない、調べなくて済む、

処理が面倒にならない、定型で処理可能

ということになります。

 

ではどうやって簡単にするのかというと、

今はやりのAIとかを使うわけでも、

銀行連携を行って自動仕訳をするわけでもないです。

 

もっとアナログなやり方でできます。

それは、元帳や補助元帳だけを使うやり方です。

 

つまり、一方の勘定科目を固定して、

相手の勘定科目、摘要、金額の3つだけを

入力していくやり方となります。

 

 

ここでは、預金の処理を考えていきます。

補助元帳で普通預金⇒○○銀行を指定

これで一方の勘定科目固定は完了です。

 

後は、普通預金の通帳を見ながら入力するだけ!

 

勘定科目はすでに簡素にしていて、

摘要も内容を書くだけ、

金額は増やすのか、減らすのかだけ

ものすごく簡単です。

 

取引を一行だけで済ませるようにする

ということが最も簡単な経理方法です。

 

ただ、給料は総額で処理しないといけない

ことから、定型の複合仕訳(振替伝票等)で

行う必要はあります。

 

しかし、定型の処理なので難しくない

はずなのです。

 

ここで一点簡単ポイントも作るとすれば、

資産、負債項目は残高の管理が必要です。

従って、管理をしてもしょうがないものは

極力資産や負債の勘定科目を使わない。

 

というのも簡単にするポイントなのです!

例えば、給料の処理で出てくる社会保険や

雇用保険です。

 

厳密にやろうとすると預り金でさらに、

補助科目を作って残高を管理して・・・

めんどくさいです(;´Д`)

 

そうではなく、社会保険合計として、

預り金を置く場所に、法定福利費をおいて

費用のマイナス勘定とすることも良いです。

 

具体的期には・・・

(借方) (貸方)
給料 普通預金
法定福利費(社会保険合計)
預り金(所得税)
預り金(住民税)

といった仕訳になると思います。

 

こうすると残高の確認などは

必要がなくなります。

ぜひトライしてみてください!

 

経理は経理すること自体が目的ではない

会社の経理の方たちと接していると

経理すること自体が目的となっている方が

少なからずいらっしゃいます。

 

ですが、経理は毎月の経営報告をするための

資料を作るためにやっています。

その経営報告する資料では、勘定科目が

事細かに分けられていることが良いのではなく、

 

どのような利益だったのかという結果のみが

表示されていれば問題ありません。

 

事細かに勘定科目が分けられていても

経営者はそんなことはどうでもいいのです。

 

税務上の区分けさえできていれば、

そこまで問題となる要素はないのです。

ですから、経理だけで悩まずに、

もっと楽して経理をしてほしいのです。

 

 


編集後記

今日はバンドの練習となります。

youtubeで公開用の動画の編集は

大まかにできているのですが、

 

細かい編集作業がまだになっています。

火曜日にでもやろうかなと思っています。

 

 

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。