【社長はわかっていない】経理業務のワンオペレーションの危険性




iphone8にて撮影!

経理業務でワンオペが危険な理由

経理業務でワンオペがなぜ危険

なのでしょうか?

以下の2つの理由があるからです。

 

1.お金の不正をする可能性

経理業務はお金を扱います。

その管理や運営を経理は任されます。

従って、チェックと運営が一つに

なってしまうワンオペが危険なのです。

 

つまり、チェック、運営両方とも

同一人物ですので、やりたい放題です。

もし、万が一不正を働こうと思えば、

簡単にできてしまうのです。

 

2.従業員、いつまでもいると思うな!

現在では、一つの企業にずっと勤める

ということ自体がありえなくなっています。

 

ワンオペですと、後任の経理が入るまで

いてくれと言っても法律上は、

そのような義務は従業員に存在しません。

さっさと次の良い職場へ行ってしまいます。

 

 

社長が分かっていない理由

基本的に、中小企業の社長と接していて

分かってないなあと思うことがあります。

自分の事業のことはわかっていますが、

 

会社の内部がどうなっているのかに

関心がないのです。

経費精算さえ、どうやったら分からない、

どういった書式にしたらよいのか

 

という新入社員からくるような質問を

されることがあります。

これは別に批判ではなく、

それくらいわかってないのだなと

私は思っています。

 

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自分の会社だからわかっている

ということは基本的にないです。

上記のことさえ分からないのですから

経理業務がどのように実際動いているか

なんてことは関心さえないでしょう。

 

しかし、これからはそういったことも

分かっておかないと会社は潰れます。

経理業務などのバックヤード業務は、

売上規模が大きくなればなるほど、

その人数は増えていきます。

 

その時に重要なのが、より優秀な人を

確保できるのかという命題です。

経費精算のことさえ分かっていない社長が

そういった人材に気が付くわけがないのです。

 

業績が良い会社ほどいい経理がいる

業績が良い会社ほど、良い経理がいる。

こういったことは経理を扱っている

業界では当たり前であると思います。

 

実際に、これまで関与した会社を見ると

そうした人材が適材としていたりします。

なぜそうるのかというと・・・

明確な理由があります。

 

経理とは取引を処理しているわけでは

ないからというのが理由です。

 

もう少し踏み込んで申し上げると

経理の業務範囲とは、取引を処理する

以外のことが多くを占めるというとです。

 

私が思う経理の業務範囲を申し上げると

・経理に必要な資料のまとめとルール作り

・資料の取りまとめ

・他の部署とのコミュニケーション

・取引を処理後の月次決算

・月次決算の分析

・月次決算の報告と改善点

・次月の予測とそれを達成するための戦略

・場合によっては原価計算などの原価管理

・AIなどのIT技術の導入(経費精算システムなど)

 

他にもあるとは思いますが、

ざっくりでもこのくらいはあると思います。

 

優秀な人だとこういったことを

何も言わずにやってしまうのです。

 

AIからみる経理の世界と生き残り戦略

AIの導入で事務職がなくなると

喧伝されています。

 

私は、AIがもてはやされた直後は

そうかもなどんどん職業が

なくなっていくのかもなあと

ちょっとあきらめていました。

 

しかし、実際にAIを使ってみると

現実はまだまだ人間を追い越すことは

この先も難しそうです。

 

なぜそう思うのかというと、

いわゆる単純な処理については、

AIは人間をすぐに超越できます。

 

しかし、中小零細企業だと単純な処理

ばかりではないのです。

最初の前払をしないと商売できない、

取引先ごとに締め日、支払日が異なる、

 

突然、社長から明日払ってやってくれ

といった依頼が来る。

 

ここでルール決めたじゃん!と

ごねても始まりません。

こうしたことに対応するのが、

中小零細企業なのです。

 

AIはこういったことに対応することは

基本的にできません。

人間の手でなければ対応できません。

 

ですから、フットワークや意思決定も

速く迅速にでき、物事が進むのです。

法令順守、ルール順守確かに正しいです。

 

しかし、それはある一方から見た

正しさであって、それが利益になる

そうした必要性があるのです。

 

 


編集後記

今日も完全オフです。

明日から働かないといけないので、

しっかり遊んでこようかなと

思っています!!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

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齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。