自社の売上分析をするための工夫を税理士・行政書士が解説
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
売上分析に関する記事です。
それでは、スタートです!!
売上分析をする工夫とは?
毎月試算表を作成してみていると
数字が増加したことはわかります。
しかし、自社の状態がわからず
経営に役立てることができずに
終わってしまう事業主が多いと思います。
まずは売上分析をしてみると
どのような収入が自社であるのかが
わかってきます。
売上分析をするためには
工夫が必要です。
ただ試算表を眺めていても
ちょっとよくわかりません。
売上分析の工夫は売上を分解して
検討すると見えてきます。
私が紹介する工夫は
売上の年経表
ABC分析
の2つになります。
移動年経表の作成と得意先別
移動年経表はある月から翌年のある月まで
毎月の売上を月をずらして作成する表です。
例えば、2020年1月から2021年1月
次に2020年2月から2021年2月といった
ように月をずらしながら作成します。
さらに上記を月ごとの売上は棒グラフ
年経表は折れ線グラフにすることで
月ごとの売上と売上の推移がわかります。
この表からわかることは
自社の全体の売上について
売上の獲得状況がわかります。
月ごとを棒グラフにすることで
月ごとの生産量がわかりますし
推移表で自社の売上がどのように
推移しているのかが明確になります。
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もう少しレベルを上げて
売上を得意先別にすることで
さらに精度が高まります。
得意先別に月ごとの売上金額から
推移表も作成してみるのです。
そうすると得意先ごとに
いつ売上の生産量が上がるのかが
わかってきます。
こうした情報をもとに営業計画や
労務管理に応用していくと
経営に役立つ資料となります。
ABC分析の活用
ABC分析を得意先別に分析すると
営業の資料に役立つことになります。
要するに得意先をランク付けして
経営に役立てる手法となります。
一般的に
Aランクは上位10%
Bランクは上位20%
Cランクは上位70%
となります。
Aランクに入るような得意先へ
営業に行くことで金額効果が
高まり売上増加の可能性があります。
年経表で得意先別にしたデータを
活用することでABC分析の基礎が
出来上がっています。
このデータを流用してABC分析を
行うことになります。
ABC分析をすると売上が大きいと
思っていた得意先がBランクだったり
逆に売上がそこまででもないと
思っていた得意先がAランクだった
といった自社の状況が見えてきます。
効率的な営業をするためにも
ABC分析を行うことで
行動計画を立てやすくなるわけです。
編集後記
私は過去上記の分析を決算報告会
という形で行いました。
説明していくと社長さんの感覚と
実際の数字が違っていることが
社長さんに伝わりました。
ただ重要なことは状況がわかっても
そのあとの行動になります。
今考えると分析後の行動についても
フォローしておく必要があったと
反省点が見えてきますね。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
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