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【NISA】株価大暴落をどのようにとらえるのか?

暴落 株価

【NISA】株価大暴落をどのようにとらえるのか?

こんにちは!

 

税理士・行政書士・社会保険労務

の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

2024年8月6日に起こった

株価大暴落とNISAの考え方を

解説します。

 

それでは、スタートです!!

 

積立NISAで購入した投資信託のリスクを理解しておく

積立NISAでは価格変動リスク

というものがあります。

 

NISA制度が効果を発揮するのは

購入した金融商品の値段が上がって

売却しても税金が非課税になるときです。

 

逆に申し上げると保有している金融商品

の値段が下がってしまい

 

下がった値段のまま売却して損が

出た場合にはそもそも税金は

かかりませんからNISAで運用する

うまみはなくなります。

 

つまり、損をしたまま売却すると

NISA制度の非課税の効果を受ける

ことができないと理解できます。

 

あなたはNISA制度で購入した

金融商品である投資信託について

どういったリスクがあるのかを

理解していますか?

 

リスクについては

投資信託説明書(交付目論見書)

に書いてあります。

 

例えば、私がNISAで購入している

eMAXIS Slimバランス(8試算均等型)

では次のリスクがあります。

 

①価格変動リスク

②為替変動リスク

③信用リスク

④流動性リスク

⑤カントリー・リスク

こういったリスクは購入する

投資信託ごとに異なるため

一度確認しておくとよいです。

 

因みに、2024年8月6日の株価大暴落

における私のリスクで大きかったものは

①価格変動リスク

②為替変動リスク

になります。

 

日銀が政策金利を0.25%上げること

を発表して次の事実が起こりました。

 

①政策金利の上昇によって円高ドル安になった

②①によって輸出関連銘柄の株が売られることになった

③アメリカの景気不透明感から日本の株式市場全体が売られた

 

今回の政策金利の上昇による

因果関係は①と②だけで

 

③はたまたま重なっただけ

になります。

 

ただ一気にリスクが噴出して

影響があるものもリスクになります。

 

株価が下がったときこそ注目したい基準価格と保有数量

基準価格とは投資信託の値段

になります。

 

今回の株価大暴落により

投資対象の株価が下がると

連動して下がることになります。

 

証券会社のサイトで表示されている

基準価格はその日のものが表示されて

いると思います。

 

しかし、投資信託は決算日をもって

おり1年ごとに運用報告書の公表を

行っています。

 

運用報告書は証券会社のサイトから

購入している投資信託の画面に

表示されています。

 

こちらを確認すると決算日に

おける基準価格の推移を確認できます。

 

私が購入している

eMAXIS Slimバランス(8試算均等型)

では2019年から5000円アップ

していることが確認できます。

 

 

 

基準価格が下がるとどうなるのか

というと今まで購入してきた

投資信託の評価が見直され

 

評価益が減少したりとか

評価損になったりとかします。

 

では、基準価格が下がった状態で

今後はどのように購入されるのか

というと

 

同じ金額で購入できる量が増えて

保有数量である口数は今までよりも

増やすことが可能になります。

 

また、購入単価が減少するため

将来において株価が上がると

 

基準価格も上がるため評価益

が増えることになります。

 

以上のことから逆説的ですが

株価は下がっていた方が

購入単価が減少して

 

将来の評価益のときのNISA制度

による非課税の効果が大きくなる

と考えられます。

 

過去の株価推移を確認してみる

今後の株価は下がり続けるのか

というと株価は外的要因の解消

によって元に戻るか

 

元の金額よりも上昇する可能性

があります。

 

日経平均の推移を確認すると

最も下がったのはリーマンショック

のときの2008年9月15日です。

 

このときに7162円90銭になりました。

 

その後は上昇しており株価が下がる

外的要因としては

①2015年8月に上海総合指数の下落

②2016年6月にイギリスがEUからの離脱

③2018年3月にトランプ元大統領が対中追加関税の発動

④2020年2月に新型コロナ

⑤2022年2月にロシアとウクライナ戦争

とおおむね2年おきくらいに

株価を下げるような事象が

起きていることがわかります。

 

しかし、これらのときには

ゼロ金利政策であったため

 

円安ドル高になって株価が

下支えされていたのかもしれません。

 

2024年2月には日経平均が

史上最高値更新をしました。

 

2024年8月までの推移では

2023年5月以降から日経平均が

3万円を割っていないので

 

3万円を割るのかどうかが

焦点になると考えています。

 

3万円を割ったとしても

ずっと下がりっぱなしになる

わけではなく

 

アメリカの景気がまた安定すれば

株価は自然と上昇してくる可能性が

あると考えています。

 

 


編集後記

株価大暴落で思い出したことは

コロナのときの株価下落です。

 

コロナときには日経平均が2万円

を割りましたが

 

1年後には3万円近くまで

上昇しています。

 

1年後を見据えて株式を購入する

といった考え方もありかなと

考えます。

 

 

では税理士・行政書士・社会保険労務士

の齋藤幸生でした!!

 

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 

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