【株式投資の税金】NISA、iDeCo、特定口座はどれで運用すると得をするのか?
こんにちは!
税理士・行政書士・社会保険労務
の齋藤幸生です!
今回は・・・
株式投資の税金として運用する
口座を解説した記事です。
それでは、スタートです!!
運用口座別のかかる税金比較
株式投資をすることが可能な
口座は現在3種類あります。
①NISA
②iDeCo
③特定口座
になります。
普通口座は確定申告が必要
になるため今回は省略します。
また、配当を入れると複雑に
なるため同様に省略します。
さて、それぞれの税金比較を
してます。
NISA
売却益が非課税になります。
iDeCo
売却益が非課税になります。
特定口座
売却益に所得税がかかります。
税金の課税対象は売却益です。
売却益は
(売った単価ー買った単価)×売った株式数
で計算されます。
言い換えると売らないで
持ち続けるとか
売却損を出した場合には
税金はかかりません。
以上を考えると投資をする場合は
NISA又はiDeCoから始めて
特定口座はさらに余ったお金を
使って運用するというのが
よいのかもしれません。
長期的な運用をする・売買に適した口座
株式投資は基本的に長期的な
運用をすることが前提です。
長期運用を考えると今までの
株式市場のトレンドを踏まえて
売却益がでる可能性が高いです。
こういった場合は完全に非課税に
なるNISAが最もお勧めになります。
次にiDeCoも非課税になるため
お勧めなのですがお金を引き出す
ことができないデメリットがあります。
特定口座で売却益が出た場合の
税率は20.315%になります。
特定口座に対する売却益は
確定申告不要制度があるので
大きな売却益が見込める場合は
累進課税の所得税よりも得をする
計算構造になっています。
しかし、税金はかかりますので
NISAやiDeCoで余ったお金で
大きなお金を運用する場合には
特定口座で運用することになります。
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5 6万円から始める確定申告
短期的ではないにしても
売買である程度の利益を確定したい
という考え方があります。
こういった場合にはNISA又は
特定口座になります。
NISAの成長投資枠を使うことで
成長投資株に指定されている銘柄
に投資を行うことができます。
もちろん売却益は非課税です。
特定口座よりも先にNISAで
運用するほうが得になります。
成長投資枠は年間240万円まで
の投資しかできません。
結果、年間240万円を超える投資
を行い売買も年1回以上するという
のであれば特定口座で運用する
考えかたもあります。
iDeCoは長期運用口座
iDeCoは資金を引き出すことが
基本的にできません。
なぜなら年金だからです。
現行法令上では60歳でiDeCo口座
からお金をもらうことになります。
お金をもらう場合には所得税が
かかります。
しかし、現役世代のときには
売却益は非課税になりますし
投資した金額は全額
小規模企業等共済掛控除
という所得控除になります。
投資できる金額は属性に
よって異なっておりますが
厚生年金に加入している人は
年間276000円が上限で
月額23000円が上限です。
要するに、276000円を20年
30年積み立てて投資を行い
元本を増やして
将来の年金又は退職金として
受給する仕組みになります。
以上のことから長期運用に特化
した運用口座になっています。
編集後記
一般的に考えると次のようになる
と考えています。
NISAはつみたて投資枠で120万円
成長投資枠で240万円
年間で360万円を投資に使えます。
iDeCoは厚生年金に加入している
人であれば年間276000円です。
上記を合計すると約400万円の
投資が可能になります。
特定口座で運用するのは
税金がかかることを除けば
デメリットは少ないですが
年間で1千万円などの大金を
投資に使える人がどれくらい
いるのかと疑問に思います。
おそらくNISAの非課税枠ですら
余ってしまうしまう人がほとんど
ではないかと想像します。
まずは、NISAで年間の金額を
運用することができるくらいに
投資に使えるお金を増やす必要がある
と考えます。
では税理士・行政書士・社会保険労務士
の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
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