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【税理士の独立】資格を取ってからどうなりたいのか?を考えておく

税理士 独立

【税理士の独立】資格を取ってからどうなりたいのか?を考えておく

こんにちは!

 

税理士・行政書士・社会保険労務

の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

税理士の独立について開業

8年目の税理士が解説します。

 

それでは、スタートです!!

 

税理士で独立してどうなりたいですか?

税理士受験生や勤務している方に

この質問を聞いても答えは

でてこない又はお金を稼ぎたい

といった感じになると思います。

 

税理士で独立してどうなりたい

のかを明確にできる方は

少ないと思います。

 

例えば、お金を稼ぎたいという

状態を独立して実現させたいと

考えた場合

 

では、どうやってお金を稼ぐのか?

という問題に直面します。

 

当然、独立前は事業をやって

いませんからわかりません。

 

この問題の本質的なことは

独立してどうなりたいのかという

目標ではなくて

 

税理士で何をしたいのか

に言い換えるとわかりやすい

と考えます。

 

これが重要だと考えているのは

そうでないとあなたが提供する

サービスにぶれが出てくるためです。

 

ぶれても事業を継続する中で

修正は可能なのですが

事業の成長速度が異なることに

なると思います。

 

私の例を挙げると

私は現在の私の考え方ほど

明確ではなかったです。

 

結果どうなったのかというと

事業の成長は自分が考えていた

よりも遅いと感じています。

 

 

独立後に悩むことは売上

独立後に悩むことは売上を

どうやって獲得するのかです。

 

ネットで調べると顧問先を

紹介するとか

 

マーケティングで集客するとか

今後の税理士はコンサルをしないと

いけないとかなど

 

色々なことを税理士ではない人

が言っていることの方が多いです。

 

実際に税理士業でやっていくと

思いのほか単純に考える方が

よいと思います。

 

税理士が提供する基本的な

サービスは

①申告書の作成

②事業の帳簿作成

が主なものです。

 

この2つから派生してかっこよく

節税コンサルとか財務コンサルとか

といったことが行われているだけ

と考えることができます。

 

では、税理士に依頼する顧客の

入り口はどこなのかというと

 

帳簿の作成と申告書の作成

になります。

 

 

帳簿の作成をしないことや

申告書の作成もしない場合には

 

税理士の資格を持っていなくても

できるものが多いです。

 

そうなると税理士+他の事業者

との競争になってしまいます。

 

しかし、税理士業だけに的を

絞ると全国に約9万人いる税理士

だけと競争になります。

 

さらに地域を絞ると東京都では

約2万2千人くらいと競争です。

 

といったように競争する対象を

少なくすることで少しずつ

自分が選ばれる機会を増やすのです。

 

だからと言って売上の悩みが

なくなることはないです。

 

どのようにいけばあなたが

顧問税理士になれたのか

という成功体験を増やしていき

 

あなたがうまく契約をとることが

できる方法を早く見つけ出す必要

があるのだと考えます。

 

 

いくら仕事ができていても経営感覚は必要

これまでは概念が多かったと

思いますがここではもっと

現実的な話になります。

 

税理士で独立する方は

基本的に仕事ができると

自分で認識していると思います。

 

そうでないと税務リスクなどの

判断ができずそもそも独立しよう

とは思わないはずです。

 

さて、税理士としてハイレベルな

ことをできるのはよいことですが

 

独立ではいくら他の税理士と

比較して仕事ができても経営感覚

がものをいうことが多いです。

 

例えば、売上1千万円を達成したい

と考えたとしましょう。

 

では、どうやって達成しましょうか?

 

この質問に答えられる税理士は

経営感覚を持っていると考えます。

 

一般的には次のように考える

ことになります。

 

記帳代行+決算報酬で

年間30万円のサービスを想定して

 

1千万÷30=約33件の顧客が必要

といった感じで考えます。

 

年間30万円の契約をするためには

基本的に法人になるため

 

法人をメインターゲットにして

色々な媒体を使って顧客と商談を

行うと考えるわけです。

 

しかし、実際に商談をしてみると

法人1件当たり20万円であれば

多くの場合で商談が成立したと

したら・・・

 

前もって考えていた経営感覚は

ずれていることになります。

 

そうなると20万円の顧客では

50件の契約をしないと1千万円に

届かないことになります。

 

ここで初めて今後どうしようかな

と考えるのが普通の人です。

 

こういった感覚を研ぎ澄ます

ことを事業では要求される

ことになります。

 

税理士であり、個人事業主なので

絶対的にあなたが経営者にならないと

いけないわけではありませんが

 

少なくとも経営感覚を磨いて

どうやったら売上を増やすことが

できるのかは考えるようにする

のがよいかと思います。

 

 

 

 


編集後記

ネットで調べると独立した税理士の

平均年収はおよそ740万円だそうです。

 

ただし、全体でみると300万円以下が

31.4%になっているそうです。

 

私が研修で聞いた話によると

年収は売上だそうで300万円以下が

最も多い割合だったという話と

あっています。

 

因みに1千万円以上の割合の合計は

34.9%だそうで分析すると二極化

しているとのこと。

 

これだと勤務していた方が

よいとの結論になります。

 

私がこれまでの税理士変更などで

顧客から話を聞くと

 

税理士の経営者としての感覚が

ちょっと甘いのかなと考えています。

 

売上を増やそうとするスタッフは

おらず安く請け負ってスタッフという

名の処理担当へ丸投げになっているのが

実情なのかなと想像します。

 

私は逆で関与先から話を聞いて

欲しているであろうことを提案し

 

顧問とは別にお仕事の受注をしたり

といったことをして単価を上げる

ようにしています。

 

関与先対応は私だけなので

こういったこともできるわけです。

 

では税理士・行政書士・社会保険労務士

の齋藤幸生でした!!

 

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 

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