NISA改正と現行制度の解説
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
NISAについての解説記事です。
それでは、スタートです!!
NISA改正の解説
NISA改正は令和5年税制改正要望
としてリークされています。
日本経済新聞では2023年8月23日
の記事になっています。
それによると
要望内容は次のようになります。
①投資期間の恒久化
②非課税保有期間は無制限
③年間投資枠は成長投資枠(仮称)を設けて拡大
④対象年齢ではつみたてNISAについて未成年に拡大
現行NISAを強化するための
改正になっています。
現行NISAの解説
現行NISAを確認してみます。
次のようになります。
2023年までの一般NISA | 2024年からの一般NISA | つみたてNISA | |
年間の投資上限額 | 120万円 | 二階 102万円
一階 20万円 |
40万円 |
非課税期間 | 5年 | 二階 5年間
一階 5年間 |
20年 |
口座開設可能期間 | 2023年まで | 2024年~2028円までの5年間 | 2018年から2042年 (2023年まで20年間の積立確保) |
対象商品 | 上場株式や投資信託など | 二階 上場株式・投資信託など
一階 つみたてNISAと同様 |
積立・分散投資に適した一定の投資信託 |
投資方法 | 制限なし | 二階 制限なし
一階 つみたてNISAと同様 |
契約に基づき、定期かつ継続的な方法で投資 |
金融庁のNISA改正のイメージより筆者加筆
NISA改正の要望では現行NISAで
使い勝手の悪い部分について
要望が出されていることがわかります。
例えば、非課税期間です。
現行NISAの場合、途中から始めると
非課税期間を期間上限で使うことが
できないです。
改正要望では無制限になるので
途中から始めても安心です。
現行NISAうち一般NISAは2023年に
終了となり2024年から上記表の中央の
一般NISAになります。
こちらはつみたてNISAを
行うことが前提になっているので
使い勝手が悪い印象があります。
改正要望では成長投資枠(仮称)を
設けて一般NISAを組み替える
可能性があります。
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2023年にはジュニアNISAが
なくなるので改正によって補完
されることになります。
私が税理士として感じることは
年間投資額と非課税期間が
一般とつみたてで異なることが
最大の問題ではないかと思います。
投資信託、上場株式に関わらず
株式市場は始まった時からの
価格推移を確認すると右肩上がりです。
対象商品に株式を含めている一般の
非課税保有期間が短いと感じます。
非課税期間が5年ということは
5年のうちに売却することになります。
この点、ロールオーバーという
口座移動で継続保有ができますが
わかりにくい制度です。
もっと自由度が高い制度に
改変する必要があります。
NISAで注意したいこと
NISAで注意したいことがあります。
①非課税限度額の違い
②特定口座との損益通算できない
③NISA同士で併用はできない
非課税限度額が一般NISAと
つみたてNISAで異なります。
2023年までの一般NISAでは600万円
つみたてNISAでは800万円です。
最終的な非課税枠はつみたてNISA
に軍配が上がります。
一般NISAで出た利益は他の投資で
でた損失と損益通算はできません。
NISAは所得税が非課税になっている
優遇措置なのでさらに損益通算で
有利な扱いはしないという考え方です。
2024年から始まる一般NISAでは
つみたてが原則でそのあとに投資
ということになります。
非課税枠がどちらも減ってしまい
中途半端な制度になります。
つみたてNISAだったら年間40万円
まで投資が可能ですし
102万円までの投資にすると
価格が大きい株式は購入できない
ということになると思います。
2024年から始まる一般NISAよりも
つみたてNISAで運用する人の方が
多いのはないかと予想します。
編集後記
私としてはNISAは非課税枠をもう少し
広げてもよいのではないかと思います。
私が投資しているつみたてNISAでは
利益が出ていて運用利回りは約10%
くらいになっています。
少なく初めて大きく育てる
という制度改正になってほしいと思います。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
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