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工事台帳は何を記載すればよいのか?

工事台帳

工事台帳は何を記載すればよいのか?

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

工事台帳への記載内容をまとめた

記事になります。

 

それでは、スタートです!!

 

工事台帳の記載内容

工事台帳の記載内容は建設業許可など

の提出資料の工事経歴書を作成する

原本資料にしておくと一石二鳥です。

 

このような工事台帳にしておけば

工事経歴書を作成できますし

 

現場の数字の管理や未成工事の

金額評価にも使えることになります。

 

では記載内容を確認してみましょう!!

 

売上に関するもの

①請負金額

②契約金額

③請求額

④工事と常用の別

⑤入金確認

 

現場経費としては

①材料

②外注費(大工と常用の別)

③積算経費

④現場人件費(給料と会社負担の社会保険料)

⑤現場で直接かかった製造経費

 

工事経歴書のための記載内容

①注文者

②下請と元請けの別

③工事現場名

④現場の都道府県及び市町村

⑤配置技術者(氏名、主任技術者や監理技術者の別)

⑥着工日

⑦完成日又は完成予定日

 

工事台帳の精度を上げるためのコツ

工事台帳の精度を上げるためには

コツがあります。

 

現場で直接かかった経費は極力

現場の経費に記載するのです。

 

工事台帳を作成する過程で

現場経費に漏れがあると次のことが

発生すると考えます。

 

決算を迎えてみるとなぜか赤字に

なってしまう

 

黒字現場だと思っていたのに

お金が回らない

 

粗利は取れているが営業利益に

ならないといったことです。

 

 

 

業績の計算方法は

建設業は2つの隠れ経費が

存在することを知っておくと

本当の黒字経営になります。

 

どの現場にかかったかわからない

現場共通経費

 

会社の維持をするための

固定費の存在がある。

 

現場共通経費とはヘルメット、道具など

壊れなければどこの現場でも使える消耗品

 

職人に教育訓練をするための経費など

現場でお金を使っているけれど

 

どの現場とは特定ができない

経費のことです。

 

会社を維持するための固定費は

事務所の賃料、水道光熱費や

 

事務職員の給料など上げたら

きりがないと思います。

 

言い換えると工事台帳の利益は

現場単体での粗利であって

 

その粗利で現場の共通経費と

会社の固定費も賄う必要があるので

 

現場の管理をするための

工事台帳の作成は精度を上げて

おく必要があるのです。

 

工事台帳のゴールとは?

工事台帳のゴールは

会社が黒字を出すための管理

ツールにすることだと思います。

 

私が関与している建設業の会社では

工事台帳の分析としてさらに

 

共通経費と会社の固定費をプラスして

確認する方法を取り入れています。

 

こうすることで各現場ごとに受注した

金額は会社にとってどういった影響を

与えるのかについて確認できます。

 

分析の結果、単価を安く見積もって

しまったという反省点が見えたり

 

想定していた利益が見込まれなかった

とかも出てくる可能性があります。

 

工事台帳は管理ツールですから

その管理ツールを使ってより

 

事業がうまくいくようになるための

方策を検討できることになります。

 

 


編集後記

近年、工事台帳はエクセルではなく

クラウドで作るようになってきて

いると思います。

 

提供サービスは考えられていて

請求書、見積書も作ることができ

債権債務の消込もできるツールが

あります。

 

中小企業では導入に金銭的な

ハードルがあるのでエクセルで

頑張っているところが多いと

思いますが

 

あと10年しないうちにクラウドが

主流になるのではないかと思います。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 

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