MoneyForwardクラウドBoxによる改正電子帳簿保存法の対応について税理士・行政書士が解説
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
MoneyForwardクラウドBoxについて
解説した記事になります。
それでは、スタートです!!
MoneyForwardクラウドBoxとは?
マネーフォワードは
改正電子帳簿保存に対応した
クラウドBoxというツールを
発表しました。
どういったサービスなのかというと
改正電子帳簿保存に対応した
保存サービスになります。
料金は無料となっていて
容量と利用人数は無制限です。
確認したところ法人は使えますが
個人事業主の場合にはサービスに
含まれていることが明記されて
いませんので、不明です。
改正電子帳簿保存法の対応方法
改正電子帳簿保存の対応方法として
面倒なことは保存をするときに
検索確保措置を満たしたタイトルをつけ
保存する必要があることです。
クラウドBoxについては
PDF資料をアップロードし
日にち、取引先名、金額を
入力することになります。
保存後は帳票を画面に表示して
確認することも可能となります。
結果として検索確保措置を
満たしたサービスになります。
言い換えるとクラウドBoxを使えば
令和4年から始まる改正電子帳簿保存
に対応することが可能となります。
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検索確保措置としては
日にち、取引先名、金額で
検索できることになります。
要するに税務調査のときに
税務調査官が検索できるように
しておくための対応となります。
クラウドBoxにアップロードした
帳票はプレビュー表示できます。
見読可能装置等の確認のときに
タブレットなどの画面を用意して
クラウドBox上にアップロードした
帳票を確認させることで出力できるので
対応が簡単になるわけです。
税務調査時の問題点とは?
税務調査時の問題点を指摘すると
クラウドBoxはマネーフォワードの
アカウントを通じたサービスなので
クラウドBoxから会計や給与計算など
他のサービスを閲覧することが
可能となります。
この意味は何も知らない納税者に対し
税務調査官が勝手に帳簿等を電子データで
確認することを容易にしてしまいます。
言い換えると電子データで確認する
範囲は電子データで保存した帳票だけに
及ぶにも関わらず
会計の帳簿についても電子データで
確認をされる恐れがあることです。
こうした対応を税務調査官が
行った場合には法律の範囲を超えた
確認方法となります。
法律の枠を超えた越権行為が
なされた場合には
「納税者支援調整官」に報告して
法律の範囲内での確認を行うよう
税務調査官に伝えてもらう対応を
してはいかがでしょうか?
編集後記
改正電子帳簿保存はおおむね
関与先に伝え終わったのですが
改正電子帳簿保存の対応をする
関与先が出てきています。
運よくマネフォワードを使っているので
クラウドBoxを使って資料を
アップロードしてもらうように
もっていきたいと思います。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
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