サイトアイコン 問題解決を後押しする都庁前のLiens税理士事務所 齋藤幸生

独立する人は勘違いから始まる。独立後は一般論が大切になる。

独立する人は勘違いから始まる。独立後は一般論が大切になる。

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

独立する前の思考と独立後の思考との

差についての記事です。

 

私の個人的な見解になります。

それでは、スタートです!!

 

 

独立する前は勘違いから始まる

私の体験談をもとに記事を構成します。

 

私は税理士試験に挑んだ理由は

独立して生計を立てることができると

思ったからです。

 

実際に勤務してお仕事をしてみると

意外なほど簡単に事業ができるのでは

ないかと感じました。

 

勤務していた事務所に嫌気がさしていた

ということも独立を後押ししました。

 

独立前に思っていたことは

はっきり申し上げて勘違いでした。

 

独立前に雇って頂いた税理士さんは

2人でどちらも属性が違います。

 

一人目は昔ながらの方法でお仕事を

しているような税理士さん。

 

二人目は親族の会社だけを自分で行い

たまに寝ている税理士さんでしたね。

 

2人に共通していることは

営業をしていないことです。

 

ひょっとしたら私が見えていない

ところで営業をやっていた可能性はあります。

 

概ね新規の関与先が入ってくるときは

法人会からの紹介や提携している

士業先生からの紹介、関与先からの紹介

という内容でした。

 

税理士事務所の収益構造は簡単で

顧問先からの売上があり経費の大半は

人件費になります。

 

つまり、大量の顧問先を抱えて

人件費割合を売上の50%にすれば

絶対に利益が出てきます。

 

現実的に人件費割合は最高でも

65%くらいが限界です。

 

こうしたことから勘違いが始まって

自分でもできると思うようになります。

 

また税理士事務所が対応する人は

基本的に会社の社長さんです。

 

関与先の経営を見て自分でもできると

勘違いすることは不思議ではなかった

と今なら思います。

 

自分の収入についても考えます。

 

例えば、勤務時代の私が担当していた

関与先から年間で頂いている売上は

全部で1,400万円くらいだったと

記憶しています。

 

自分がやっているお仕事で独立したら

1,400万円の売上があるのに

勤務だとせいぜい600万円くらいです。

 

個人事務所だと税理士で合っても

支払える給料に上限があるわけです。

 

こうしたことから独立した方が

効率的に稼ぐことができると

勘違いが入ります。

 

ただ独立するということは

色々な責任もありますし

 

もしうまく行かなった場合の

リスクということが存在します。

 

そういった不安要素に立ち向かうには

勘違いしている人でないとできません。

 

ある種、思考がぶっ壊れていないと

独立開業は考えません。

 

安定を考えると高く買ってもらえる

勤務先を見つける方が良いわけです。

 

 

独立後は一般論が大切になる

独立してからは一般論が大切になる

ということが言えると思います。

 

独立すると自分の思ったように

事業を展開することが可能です。

 

実際に税理士資格を保有していながら

税理士業に付随する業務の方で

経済的に成功してしまうこともあります。

 

ただこういった税理士さんは

税理士資格を持っていなかったとしても

普通の事業でも成功できたと思います。

 

この点を考えるに税理士業で生計を

立てている人を見ていると

 

多くは一般的な思考の基に事業をする

ということが多いと思います。

 

私の例で申し上げると独立直後は

コンサルティング業務をしたいと思い

色々と事業展開を考えていました。

 

ですが本業は税理士業ですし

独立したてでコンサルティングファームに

いたわけでもありません。

 

当然、事業がうまく行くことが

ありませんでした。

 

加えて、今までやってきた国際税務も

やりたくなかったのです。

 

精神的につらい時がありますし

報酬も高いわけではなかったからです。

 

 

 

しかし独立後に私が担当していた

会社さんから依頼を受けて契約をして

税理士業務や国際税務をやっていると

 

おかしなことに事業がうまく回りだし

2年目から黒字になりました。

 

要するにうまく行ったわけです。

運ですし、神のお告げのように感じました。

 

この様な経験から一般的な

税理士業をやっていこうと思いました。

 

その後、資金繰り支援をやってみたり

行政書士業務を依頼されたりなど

現在に至っています。

 

上記の結論から申し上げると

独立後ほど今までやってきたお仕事を

重視する必要があるということです。

 

一般論が大切になるという意味は

新しい何かを始めることではなくて

 

今までやってきたお仕事で

お客様に喜んでもらうことですね。

 

 

優秀で仕事ができるから独立できるわけではない

優秀で仕事ができるから

独立できると思っている人が

大勢いるのではないかと思います。

 

残念ながら優秀であることと

仕事ができるからお仕事を依頼される

ということはあまり聞きません。

 

お仕事を依頼するお客様の思考を確認すると

信頼を寄せる人にお仕事を依頼することが

多いように思います。

 

独立後私が担当していた会社さんから

依頼を受けることができた理由も

そういった理由があったからだと思います。

 

実際になぜ私と契約頂けるのですか?

ということも聞いてみました。

 

そうするとプロにお願いしたいから

と言って頂けたり

 

今までずっと対応が変わらずに

やって頂いたからという説明を

頂きました。

 

正直、私よりも優秀で仕事ができる人は

世の中にいっぱいいるでしょうし

税理士に絞ったとしてもいるでしょう。

 

しかし依頼頂いた方々は私と仕事をして

信頼を寄せていただいたのだと思います。

 

お仕事を頂けるということは

信頼が強くないと難しいと考えます。

 

 

 

 


編集後記

近年、独立する税理士さんは減りました。

登録者数は増えているにも関わらずです。

 

立証は不可能なのですが

勘違いする人が少ないのかな?

と思っています。

 

このくらいだったら自分でできると

勘違いする人が少ないのだと思います。

 

基本的に税理士資格を取得して

給料を上げようと思ったら

 

大きな税理士法人へ転職する方が

手っ取り早いです。

 

独立よりも給料の方が早く資格を

現金化できる事情もあるかもしれませんね。

 

独立した方が生涯年収は

高くなると思うんですけどね。

 

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 

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