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日本政策金融公庫の資金繰り表を使って事業のお金の見える化を行う方法を税理士が解説!

日本政策金融公庫の資金繰り表を使って事業のお金の見える化を行う方法を税理士が解説!

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

日本政策金融公庫の資金繰り表を使って事業のお金の

見える化を行う方法を税理士が解説する記事です。

 

・事業のお金の見える化を行う理由

・日本政策金融公庫の資金繰り表の使い方

・初めは資金繰り表の数字の観察だけで分析はしない

についてわかる記事です。

 

それでは、スタートです!!

 

 

事業のお金の見える化を行う理由

事業のお金の見える化を行う理由は

次の通りです。

 

①事業のお金を数字にできる

②何にお金を使っているのかが分かる

③運転資金が何かかが分かる

④資金繰りと損益計算の違いが分かる

⑤お金が増えたのか減ったのかが分かる

⑥頭の中だけで考えることをしなくなる

⑦資金の管理を行おうと行動するようになる

 

事業はお金がなければ何もできません。

そして多くの社長さんはお金の管理を

ご自身の頭の中で行っています。

 

管理というよりもお金がこのくらいあるので

今月の支払は大丈夫といった感覚でしょう。

 

感覚なのでお金が増えたのか減ったのか

どうしてうちの会社は資金繰りが苦しいのか

といったことが判明しません。

 

こういった疑問を解消するためには

資金繰り表を作成してお金を数字にして

確認できる状況にする必要があります。

 

すべて経理に任せているから・・・

という社長さんもいるとは思います。

 

しかし

御社の経理担当者さんは資金繰り表を作成し

お金の管理について社長さんに提案がありますか?

 

まずは人任せにしないで

ご自身の会社なのですから

お金がどのように使われているのかを

知る必要はあると思います。

 

 

 

日本政策金融公庫の資金繰り表の使い方

日本政策金融公庫の資金繰り表は簡易版を使う

日本政策金融公庫の資金繰り表は

各種書式ダウンロード

から入手が可能です。

 

上記サイトにおける

「経営計画策定に役立つ各種資料等」

というところがあります。

 

資金繰り表には簡易版と詳細版があります。

 

まずは社長さんに作成していただいて

会社のお金について知ってほしいので

簡易版をダウンロードして使ってください。

 

先日、私が資金繰り支援している

関与先へ簡易版の作成を提案しました。

 

昨年から資金繰り支援をしている関与先で

資金繰りの大切さを実感されて

融資の毎月の残高とお金の残高を見たいとのこと。

 

一緒に作成の手順、何をどこに入力するのかを

確認していただいて好評でした。

 

余談ですが詳細版はかなり細かいです。

会社に財務担当者さんがいないと作成できません。

 

 

 

 

 

資金繰り表の作成方法と使い方

資金繰り表の作成方法と使い方を解説します。

ダウンロードしてエクセルで立ち上げると

次のような画面になります。

 

資金繰り表の説明ほか

まず説明ですが

「月次収支差有」は毎月の収支差を確認する

資金繰り表となります。

 

「前期繰越含む差引計」は前事業年度の残高を

今期に繰越した差引を確認する資金繰り表です。

 

基本的には「月次収支差有」を作成します。

理由は毎月のお金の流れとお金の増減を

確認して社長さんの感覚と実際の数字の違いを

感じてほしいからです。

 

資金繰り表の右上の単位は百万円になっています。

中小企業であれば最上位は千円単位にしたほうが

確認しやすいと思います。

 

いちいち千円で切り捨てるのが面倒であれば

円単位にしても問題ありません。

 

作成手順

①売上高と仕入・外注費を入力する
→その月の損益計算書から数字を持ってきます。

②収入の各項目と支出の仕入・外注費部分を入力する
→経理担当者さんに聞くと数字が分かると思います。

③支出の経費を入力する
→損益計算書や製造原価報告書から数字を持ってきます。

④財務の借入金を入力する
→前月の残っている金額を持ってきます。

⑤財務の借入金返済を入力する
→その月の元本の返済金額を持ってきます。

 

財務の入力に関しては次のように

しておくと管理しやすいです。

 

借入金は短期と長期がありますが

長期だけにして問題ありません。

 

複数の金融機関からの借入や

複数の借入がある場合には

それぞれ分けておくと良いです。

 

つまり、長期借入金の内訳を

下部に作っておくと管理しやすいです。

 

こちらは借入金返済も同様にしておくと

良いかと思います。

 

借入金に前月の残っている金額を

入力する理由は財務の計に計算される金額が

「借入金ー借入金返済」のためです。

 

借入金にその月の残っている金額を

入力してしまうと翌月の残っている

金額になってしまうからです。

 

確認と使い方

次のことを確認します。

①差引過不足がマイナスになっていないか?

②翌月繰越現金・当座預金がマイナスになっていないか?

 

差引過不足がマイナスになっている意味は

その月の事業での運転資金がマイナスに

なっているという意味になります。

 

翌月繰越現金・当座預金がマイナスの意味は

借入金の返済でお金が減っていることです。

 

上記でちょっとわかると思いますが

運転資金がマイナスということは

どこからかお金をもってきていますね?

 

翌月繰越現金・当座預金がマイナスは

融資をしていても返済で会社のお金が

減っていっていることになりますね?

 

資金繰り表からわかることを

事業の改善点として使ってみてください。

 

例えば、運転資金がマイナスになるので

プラスに持っていくことはできないか?

 

借入金の返済でマイナスなので

返済を少なくして毎月のお金が

残るようにできないか?

 

といったことを考えて

経理担当者さん、顧問税理士さん

金融機関の担当者さんへ表を見せて

相談すると何かしらのアクションが

あるのではないかと思います。

 

社長さんは一人でため込む属性の人もいるので

まずは社内や外部の人に相談してみる

ということが良いかと思います。

 

 

初めは資金繰り表の数字の観察だけで分析はしない

上記では資金繰り表の作成から使い方まで

解説は行いました。

 

しかし使い方にまですぐ頭が回る人は

多くないと思います。

 

私も今までの経験や資金繰り支援を

やってきたからこそ使い方まで解説することが

できているからです。

 

したがって、社長さんにやって頂きたいことは

最初は資金繰り表の作成をして

数字の観察だけをすることです。

 

作成→数字の観察という手順を

何回かやっていくと感覚的に

お金の流れの構造が分かってきます。

 

外形的にはどんな業種であっても

お金の流れは同じなのですが

当社に特有の流れがあるはずです。

 

例えば、6月までは運転資金がマイナスで

7月から運転資金がプラスになってきた

ということが分かってくるはずです。

 

この様にわかってきたら

あとは資金繰り表の作成は

経理担当者さんへ引き継いでいきましょう。

 

理由は、資金繰り表の作成は

社長さんのお仕事ではないからです。

 

社長さんのお仕事は数字の情報を基に

より会社経営を良くすることですから。

 

分析はなるべく顧問税理士さんと行い

経営に役立つアドバイスを受けることです。

 

理由は会社の事業や会計の両方を分かっているのは

顧問税理士さんだからです。

 

 


編集後記

私は資金繰り表を作成する責務が

会社にあると思っています。

 

理由は日々動いているお金について

資金繰りを行うのが会社だからです。

 

外部の人間が資金繰り表を作成すると

最低でも1カ月後になるので経営資料としての

価値が減ることになります。

 

そして社長さんはご自身のこととして

認識することが希薄になる傾向があります。

 

ご自身の会社なのですから

ご自身でお金の管理を行うのが

普通だと考えます。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 

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