来年の事業はどうなるか?個人事業主向け事業計画書の作成を解説!
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
個人事業主向け事業計画書の作成について解説します。
個人事業主向け事業計画書とは今年の変化を修正して
来年度がどうなるのかを数字に落としこみます。
主に私が行っている短期的な事業計画を基に
解説する記事となります。
それでは、スタートです!!
個人事業主向け事業計画書とは?
私は毎年夏あたりで来年度の事業計画を作成します。
流れとしては
①今年の特異点を除いて得られるであろう売上高を数字にします。
②来年度の経費を今年の特異点を除いて今年の実績から数字にします。
これで来年度の大まかな数字が出てくることになります。
そして来年度の数字と今年の事業の比較を行い
来年度での修正点はないのかを検討することになります。
事業をやっているからには事業を拡大したいと思う
野心があることは間違いないでしょう。
しかし事業を拡大することで失うものがあります。
「時間」です。
事業がいくらうまく行っていても
自分の時間が思う様に取れない
こんなはずじゃなかったという思いもあるはずです。
個人事業主での利点は時間を自由に使えることです。
どれだけの時間を仕事に費やすのかを改めて考えることができます。
私は今年の働き方は自分が考えていた時間の使い方が
できなかったなあと感じています。
理由は、コロナの対応で関与先に通常よりも
多くの時間をかける必要があったからです。
確かに関与する種類も増えたので今後事業化できる
コンサルティング事業はできつつあります。
しかしながら仕事に切れ目がなくなって
思うような時間の使い方ができなかった事実があります。
こちらをどうやって改善するのかを
事業計画書の作成で見直す機会になりました。
事業については来年の売上が今年の売上に届かない場合には
何をしたら良いのかということを考える機会になります。
私は来年の事業計画を作成していて
来年は今年よりも減収する計画になっています。
数字で事実に直面するとちょっと焦るものです。
来年はどうしたものか・・・
顧問契約を増やそう、スポット業務も増やそうなど
色々と事業に向き合うことができます。
個人事業主向け事業計画書の作成を通じて
自分のプライベートと事業に向き合うきっかけになる
ということになります。
事業計画書の作成を解説
事業計画書は特に決まった書式にはありません。
作成するのは損益計算書のみで良いかと思います。
理由は分析をするための資料ではないからです。
最終的に自分を見つめなおすきっかけのために
作成するための資料だからです。
個人事業主は確定申告書に青色申告決算書を添付するので
青色申告決算書の損益計算書で使っている項目ごとに
収入と経費の科目ごとに数字を入れるのが簡単です。
それとできれば、月ごとに数字を入れる方が良いです。
どこが繁忙期になるのかを確認することができるからです。
収入は売上という勘定科目となります。
経費はご自身の事業から通常使うであろう科目をピックアップして
数字を入れていくことになります。
経費については今年の数字を基にして
特殊な経費は除いて数字に落とし込みます。
この点、私は今年パソコンを2台購入しました。
来年度はパソコンを購入することはないです。
この様に今年だけしか発生しない経費については
除外して数字に落とし込むことになります。
ご依頼はこちら!
1 個別相談スポット業務
2 税務調査立会支援
3 経営革新等支援業務
4 税務顧問などの顧問業務
売上については細分化していきます。
税理士業務としては次のような収入があります。
①顧問料
②決算報酬
③年末調整などのスポット
④財務支援顧問料
といったところが必ず収入となりますので
売上の直下に配置して数字を落とし込んでいます。
個人事業主では売上を種類別にしていることは
あまりないかもしれませんが
収入を細分化することで自分の事業がなぜ成り立っているのかを
理解することにつながります。
ですから収入を細分化して数字を落とし込むことが
必要になると思います。
収入を細分化することで自分が想定していた
種類の売上がうまく行っていないこと
逆に想定していなかった売上でうまく行ったことが
数字で確認することができます。
事業は一度始めると変化し続ける生き物みたいなもので
自分が想定していたこととは異なることがあります。
今年の売上を維持する方法論を考える
事業計画書を作成することで来年の事業の数字を
確認することができるはずです。
多くは来年はどうなるか分からない
今年の売上よりも減ってしまった!!
どうしよう!!
といったことになるはずです。
私もご多分に漏れず来年度は減収・減益となりそうな
事業計画になりました。
ここで考えるのが冒頭でも触れた「時間」です。
事業を増やすと自由にな時間は失われます。
私としては自由な時間を失わずに
今年と同等程度の売上にするためにどうするのか
ということを考えています。
つまり、自分にとって理想的な働き方ですね。
こちらが無理なのであれば最小限での自由な時間の減少にとどめ
事業の拡大ができないかどうかを考えるわけです。
私の現状のサービスプログラムだと
①税務顧問
②個人の確定申告業務
③資金繰り支援
④個人のスポット支援
⑤経営革新等支援
⑥税務調査立会
ということになります。
私が現状で今年と同程度の売上を得るために必要なことは
上記でうまく行っている業務を増やすということになります。
基本的には①と②と③がうまく行っています。
こちらをもうちょっと拡大することで今年と同程度の
売上高を得られないかを考えることになります。
そして独立してから今までの経験から
税理士業務を入り口とした支援業務に発展している
ということで私の事業がうまく行っている道です。
もちろん事業は生き物なのでどうなるのかは分かりません。
分からないことを考えるよりも確率の高い方で対応策を
考えてしまった方が良いと思います。
そして時間との兼ね合いももちろん考えて
依頼を受けすぎることも問題です。
自分が楽しく生きていくために働いていて
稼いでいるのですから楽しくなくなることは
合ってはならないと考えています。
私の場合には「時間」ということに着目して
事業を運営することにしていますが
自分が最も大切にすることに着目して
売上を維持する方法を考えることが必要になると思います。
編集後記
今日はほぼ休日にしています。
先週までは切れ目なくお仕事をしていたので
ちょっと休憩をしないと精神的に疲れてしまうからです。
私はどうやら働くときは働いて
休むときはいっぺんに休むという性質な様で
自分と向き合う時間も必要な様です。
独立して学んだことは自分のことをより深く知る
きっかけになったことです。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。
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