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木曜ドラマ『BG~身辺警護人~』主人公が独立したのでボディーガードの所得税を考えてみた!

木曜ドラマ『BG~身辺警護人~』主人公が独立したのでボディーガードの所得税を考えてみた!

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

木曜ドラマのBG身辺警護人の主人公が独立したので

主人公の所得税について考えてみたという

ネタ記事となります。

 

コロナですっかりテレビっ子になってしまって

ドラマを観るようになりました。

 

第1話で主人公が独立して個人事業主となったので

所得税ではどうなるのかを税理士が解説します。

 

それでは、スタートです!!

 

独立した個人が提出すべき税務書類とは?

BG~身辺警護人~の主人公「島崎章」が独立して

個人でボディーガードをやることになりました。

 

独立した個人事業主は税務上ではどういった

書類が必要になるのかを解説してきます。

 

ドラマの第1話放送分からの情報だけを頼りに

税理士の視点からの解説となります。

 

まずは個人事業の開業届出書を提出することになります。

どういったときに提出するのかと言いますと

 

新たに事業を開始したときです。

手続の対象者は事業所得、不動産所得、山林所得が

生ずべき事業を開始した人です。

 

島崎さんは会社を辞めて個人事業主のボディーガード

ということになりますので、事業所得であると考えます。

 

結論として、個人事業の開業届出書を提出します。

 

いつまでに提出しないといけないのかというと

事業の開始等の事実があった日から1ヵ月以内です。

 

ドラマ第1話では、刑務所から出所した人を

ボディーガードとしてやろうと決めたときになります。

 

事業所得のご申告の場合、白色申告と青色申告を

選択することができます。

 

通常、青色申告に税法上のメリットがあるので

青色申告承認申請書を提出していると思います。

 

青色申告承認申請書は明確に提出期限があります。

原則は、承認を受けようとする年の3月15日までです。

 

例外として、その年の1月16日以後開業した場合には

開業した日から2か月以内です。

 

ドラマでは2020年1月16日以降に事業を開始したと

思われますので、開業した日から2か月以内に提出すると

青色申告でご申告をすることができます。

 

さて、ドラマ第1話では島崎さんは事務所を借りていました。

ということは、自宅以外に事務所があることになります。

 

個人では原則的な納税地は自宅となります。

例外として事務所を納税地とすることができます。

 

この点、自宅、事務所の管轄の税務署が違うと

上記の提出先が異なります。

 

また個人の住民税では均等割という税金があります。

この点、自宅と事務所が同じ区(東京ではですが)

ではない場合には事務所にも住民税の均等割りが課されます。

 

東京都の場合だと、2020年では5,000円となっています。

(私も自宅と事務所が異なる区にあるので新宿区に
均等割を今年支払いました。)

 

ドラマ第1話では、島崎さん一人で事業をやっているので

以上の手続きが税務上必要となってきますね。

 

 

第1話放送分から経費になるものを解説

話は変わってドラマ第1話放送分から考える経費の範囲です。

 

所得税では、経費の範囲が明確に定められている

ということはございません。

 

理由は事業ごとに経費の内容が異なるので

事業ごとに定めることが難しいからですね。

 

ドラマの中で想定できるコストをまずは洗い出してみます。

①警護対象者を迎えにいく移動費、事務所への移動代

②事務所の賃貸料、光熱費

③警護対象者への服の提供

④警護対象者への食べ物の提供

⑤警護対象者への電話の提供

⑥島崎さんの服

⑦一緒にボディーガードをした高梨さんとの通話装置

 

ドラマの中では以上が確認できました。

 

 

 

所得税の法令を解説することが目的ではないので

私の私見として解説すると

 

所得税の経費となるのは

上記①②③④⑤⑦が該当すると思います。

 

理由はボディーガードをしていないと

絶対に発生しないコストだからです。

 

⑦についてはかなりグレーです。

特に警護対象者を迎えに行ったときの服は

通常の私服と区別がつきません。

 

ボディーガードをしているとき

ボディーガードをしていないときの両方で

着ることができます。

 

カジュアルな私服を経費にしようとすると

所得税の経費には当たらないと思います。

 

このように事業だけで発生すると見分けがつかない

コストについては経費として計上することは非常に難しいです。

 

ただ、所得税には家事按分という方法があります。

こちらは事業と個人との両方に関わるコストについては

事業用として明確に区分できる部分を経費に計上できます。

 

例えば、警護対象者を迎えに行ったときの服が

ボディーガードをしているときとそうでないときを

明確に区分することができれば区分した金額まで

経費計上できるというものです。

 

多くは割合によって定めることになります。

例えば、事業で使っている割合50%なら

服の購入費×50%=経費計上額

ということになりますね。

 

最強タッグを組んだ後はどうなる?

さて、ドラマ第2話の予告ではKICKSガードに

勤務している同僚の高梨さんとタッグを組むようです。

 

この高梨さんとタッグを組んだ後に

高梨さんへ報酬を支払う場合に税務上の問題が出てくる

ことがあります。

 

①契約は雇用契約なのか、業務委託契約なのか

②源泉徴収は必要なのかどうか

という問題が島崎さんに降りかかってくるわけです。

 

まず、①は私法上の契約の問題です。

どちらを選択しても税務上の問題にはなりません。

 

もし島崎さんと高梨さんが業務委託契約を結んだとしたら

基本的には源泉徴収は必要ないものと考えられます。

 

理由は民法上の請負契約に該当するからです。

ボディーガードの完了という仕事の完了にて

報酬を支払うことを約束していると考えられるからです。

 

ただ雇用契約となると話は別です。

高梨さんは島崎さんに雇われていることになりますので

高梨さんは従業員扱いとなります。

 

従って、島崎さんは源泉徴収義務者になりますので

島崎さんは高梨さんへ報酬を支払う場合には

源泉徴収をしなければなりません。

 

また、雇用契約を締結した場合には税務上の手続きが必要です。

 

①給与支払事務所等の開設の届出

②源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請

以上を提出することになると思います。

 

このうち、①の届出は絶対にしないとダメです。

②の申請は、源泉所得税の納付期限を半年に1回にする場合に

必要な申請となります。

 

毎月、源泉所得税を納付するということであれば

提出する必要はありません。

 

この様に事業を進めるに当たって

ボディーガードとして個人事業主となると

税務上の手続きが必要となります。

 

ドラマの中の話を現実に持ってくると

実務ベースの流れを考えることができ

身近な問題となりますね。

 

 


編集後記

先日、延期になっていた行政書士の交付式が開催される

という電話を頂きました。

 

今回は会場に行くのと、オンラインで参加するのと

選択できましたのでオンラインとしました。

 

税理士でも交付式があるのですが

オンラインでできるのであれば会場を設置する

といった手間が省け、事務局の手間も省けるので

今後はオンラインを原則してみてはどうかなあと

個人的には思いましたね。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 

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