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【税理士事務所でのスキル】所長のご機嫌取り、顧問先との雑談、あと必要なものは?

税理士事務所でのスキル

2019年4月を迎えて、新年度となりました。

税理士業界の転職時期は、8月と12月ですが、

 

一方、新卒を採用する税理士事務所もあると思います。

 

今回は、そんな新人さんに向けた

税理士事務所でのスキルを内容にします。

 

今回ご紹介するのが、すべてはないですが、

まあ、組織の一員となるのに必要な第一歩と

割り切って頂ければ幸いです。

 

それでは、スタートです!!

 

所長のご機嫌取り

初めに紹介したいのは、

所長のご機嫌を取るということです。

 

税理士事務所、会計事務所、税理士法人など

いくらか名称はありますが、

 

どんなに規模が大きくても、

代表ににらまれては仕事がやりにくいです。

 

就職したところが、所長との距離が離れている

ということであれば、気にしなくても良いですが、

基本的には所長との距離は近いと思います。

 

そんな所長との距離の近さがあるので、

ご機嫌取りは重要なところです。

 

また、税理士によりますが、

担当者へ関与先を任せたら、

すべて担当者に丸投げの場合もあります。

 

この時に、もしミスをしてしまったとなると、

最終的な責任者は代表者です。

使用者責任があります。

 

これを果たさない人も税理士にはいます。

担当者に任せたのだから、お前が責任を取れ!

なんでこんなミスしたのだ!

といった怒りをぶつけてくる人がいます。

 

そんなときに、日ごろからご機嫌取りをやっていると

まあ、ある程度は軽減されると思います。

 

例え、税理士法人だったとしても、

個人に毛が生えたような状態が多いです。

 

ですから、代表者のご機嫌取りは、

重要で、新人のミッションと言っても

言い過ぎではないと考えます。

 

ただ、ご機嫌取りが過度なのも問題です。

周りの職員から印象を悪くしてしまいます。

 

特に、直属の上司や指導役となった人にも

気を使っていくことが大事です。

 

所詮は、職員ですから、代表者へ物申すことは

基本的にできません。

 

だからと言って、過度なご機嫌取りは

自分の首を絞めてしまうことになります。

 

難しいことを申し上げましたが、

ちょっとしたご機嫌取りをやっておくこと

これが無難な方法だと思います。

 

顧問先との雑談

さて、続いては、顧問先との雑談です。

 

近年コミュニケーションスキルなどと

言われることが多いのですが、

 

これを端的に表現しようとすると、

これほど難しいものはありません。

 

ですから、新人のうちは、雑談をすることが

仕事だと思いますね。

 

最も、意味のある雑談をすることです。

 

例えば、自分の担当となった会社の事業を調べて、

その会社の業界を調べて、気になったところを

聞いてみたり、

 

会社の製品や商品を聞いてみたり、

取引先との付き合いを聞いてみたりなど、

考えていけば、色々話のネタは尽きないものです。

 

税務顧問業務ですから、確認するところは

確認しなければなりませんが、

会社の内容を知ることも大切です。

 

そういったところから、税務リスクの判断、

さじ加減を学んでいくことになりますね。

 

 

 

 

 

よくある、新人のやり方としては、

目上の社長なので、税務以外の話をしてはダメで、

会話を続けることに意味があると思っている場合です。

 

これは、意味のない雑談ということになります。

ただ、話しているだけです。

 

コミュニケーションスキルとは、

ただ、話すスキルのことではありません。

 

相手と話して、ヒントを得たり、

相手のヒントになったり、

 

税務顧問ですから、会社内の潜んだ税務リスクを

あぶりだすことも大切なことになります。

 

初めは、ぎこちない感じとなりますが、

続けていけばぎこちなさはなくなります。

 

また、一度に色々聞いてしまうと、

後々、本当にネタ切れとなります。

 

特に、月1の訪問先は、色々聞く機会があります。

ちょっとずつ聞いていって構いません。

 

少しずつ、聞いていって、名前と顔を覚えてもらい、

会社内のことを相談してくれるくらい親密に

なってしまうところまで関与してみましょう。

 

独立するときに、自分の顧問先になってくれる

可能性が高まりますよ!

 

仕事は待っていない

税理士業の特徴としては、

仕事は待っていないだと思います。

 

自分からやっていくことが大切です。

 

税理士事務所、会計事務所によって、

やり方は異なるでしょうが、

 

記帳代行を請け負っている会社に関しては、

資料をもらってきて、

 

事務所内で記帳代行のノートを作成して、

手がすいた人に入力をやってもらうように

しているところもあると思います。

 

この入力業務は新人の登竜門的な仕事です。

 

入力業務は次の勉強となります。

・会社の資料を見ることができる
・会計処理を見ることができる
・入力、チェックの一連の作業が身につく
・会計ソフトの使い方が分かる

な~んだ、このくらいなのか。

と思ってしまうかもかもしれませんが、

 

上記のことを、給料(安いとは思いますが)を

もらいながら習得することができます。

 

こういった地道な作業を繰り返すことで、

実務を覚えていくことになります。

 

ネットでは、記帳代行をちょっと下の職業のように

思っているのでは?と思う人もいますが、

 

記帳代行のスキルが身につかないと、

チェックのスキルも身につきません。

 

また、自分が先輩となったときに、

後輩へ入力を教えることができません。

 

ですから、すべては自分のためです。

言われる前に、入力作業がないか聞いてみましょう!

自分から取り組んでいきましょう!

 

これが、仕事を待っていない

という意味になります。

 

転職する意味ある?

私は税理士業界に入ってから、

2度転職活動的なことをしたことがあります。

 

1度目は、最初の税理士事務所を辞めた時、

2度目は、独立前まで勤めていた事務所にいた時です。

 

意味合いは、ちょっと違います。

1度目は、辞めていましたので、

本当の転職活動でした。

 

2度目は、自分の価値はどれくらいなのかを

知るための転職活動でした。

 

結論としては、どこに行っても、

税理士事務所は税理士事務所で同じということです。

 

所長がいて、その所長が黒なことでも白と言えば

白となる世界があるだけです。

 

つまり、所長に不満を持っていても

どこに行っても、所長に不満を覚えます。

 

自分がどんなにすごいスキルを持っていても、

それが、転職先の事業に適合しなければ、

給料が大幅に増えることはありません。

 

それに、そこまですごいスキルを持っているのであれば、

自らのアピールによっては、ヘッドハンティングさると

思いませんか?

 

そこまで、突出する何かを税理士事務所で

習得することは残念ながらできません。

 

なぜなら、法律の世界で飯を食っている以上、

法律という枠組みの中から出ることは違法に

なってしまうからです。

 

基本的には、小さくまとまってしまう

ということが多いと思います。

 

転職するなとは言いません。

あまりにもおかしな給料体系や支給であれば、

転職する意味はあると思います。

 

私は1度目の転職活動で、そのように思いました。

最初の税理士事務所は、

 

社会保険なし、基本給15万円、調整手当(笑)がいくらかついて、

手取りで15万円くらいだっと思います。

 

上記から、健康保険と国民年金を支払って、

通勤に2時間(往復4時間)、税理士試験の勉強して、

といったところからスタートでしたね。

 

当時は、上記のような税理士事務所の求人が

ゴロゴロしていました。

 

今だと、パートさんやアルバイトさんを

雇ってしまえばいいのにと思えるほどです。

 

こういった状態であれば、転職はお勧めしますが、

給料を上げるだけという目的での転職は

目的を果たせないと思った方が良いです。

 

隣の芝生は青く見えます。

本当に青いかは入ってみないと分かりません。

 

独立する、しないに関わらず、

まずは我慢している方が給料が高い場合があります。

 

 

 


編集後記

今日は、昨日できなかった記帳代行を

やりたいと思います。

 

昨日は、自分の月次締めの資料作成と

振込関係で力尽きました・・・

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 

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