税理士の開業準備
税理士の開業は比較的ローコストで開業できます。
最も手間とコストがかかるのは、ホームページだと思います。
また、開業を見越して準備していくと、
色々なことを決めないといけなくなってきます。
私がおススメする方法としては、
決めやすいことから決めていく方法です。
例えば、会計ソフトから決めても良いと思います。
ホームページから決めても良いですね。
人それぞれなので、決めやすいものを
1つずつ決めていってください。
事務所を開業したら、自分がされて嫌だったことは
しないルールを作っておいた方が良いと思います。
それで、アプリ等でリストにしておくことで、
いつでも思い出せるようにしておいた方が
良いかと思います。
実際に、開業すると意外に自分がされて嫌だったことを
他人にしているということは起こります。
あと、これは現在の私から言えることなのですが、
顧客は広くしないことが大切だと思いますね。
これは、開業して一般的なメニューを置いて、
顧問先を持つにつれて、特化していくと思います。
私であれば、海運業と貿易業が多く、外資系が大半で、
国際税務の案件もあります。
開業当初はどうしても顧客確保の観点から、
顧客を広く設定しますが、
税理士の業務はどちらかというと、町医者です。
外科、内科、小児科、泌尿器科、消化器系など
総合病院を名乗っても、最後には大学病院を医者は
紹介すると思います。
できたら、今現在やっている業界で最も経験と知見がある
分野の顧客へ特化することも良いと思います。
あとは、アピールできるものは何でもやる、掲示する
そういった手法が必要ですね。
さて、それでは税理士の開業準備について
見ていきたいと思います。
決めやすいものから決めていく
始めは、決めやすいものから決めていく
思考から始めてみてはいかがでしょうか?
私の大まかな開業
本格的な開業準備をする場合には、
パソコン、複合機、ホームページ、会計ソフト、
税務ソフト、電話だけで開業できます。
場所は、自宅兼事務所で問題ないと思いますが、
事務所を新たに借りるのであれば、銀行融資は必要でしょうね。
私が開業した時には、パソコン、モニター、会計ソフト
ホームページ、税務ソフト、プリンターで開業しました。
もちろん、自宅兼事務所です。
中でも一番お金がかかったのがホームページです。
それでも、自分で更新するやつで作成費だけで20万円、
3か月くらいはサーバー代無料で、そのあと月12,000円くらいの
サーバー代がかかるような仕様でした。
(今はもう使っていません。)
そういえば、ロゴも作成してもらいましたね。
ブログ、ホームページにあるLiens税理士事務所は
8万円くらいだったかと思います。
会計ソフトもネットで調べて、クラウド会計と弥生会計で
行くことを決めました。
税務ソフトは最も安いものを使うようにしました。
因みに、複合機ですが、自宅兼事務所なので、
プリンター以外の選択肢はありませんでしたね。
このように、ある程度は、開業前に準備して、
2017年5月1日に無事独立開業でしたね。
勤務しながらだったので、開業準備で疲れたのでは?と
思うかもしれませんが、
やっと税理士になれた人間としては、
開業の準備はものすごくモチベーションが高くできます。
ですから、時間はあっという間に過ぎますし、
一つ一つ構築していく楽しさがありますね。
私はどちらかというと、即決型で、
運用、稼働してから修正する方針です。
そのため、失敗も当然ながらありましたね。
例えば、ホームページですか。
稼働は5か月くらいで、その後は現在のホームページに
移行することとしました。
サーバー代が馬鹿にならなくて、年間ですと12万円を
超えることに気が付いて、自分で運用できる土台があった
wordpressに移行しましたね。
ですから、サブスクリプション契約はもうちょっと
考える必要があったと思います。
あとは、開業前からやっていてよかったことは、
ブログだと思います。
アメブロから始めて、現在はwordpressに移行して、
毎日ブログを書いています。
現在は、確定申告やtwitterでの集客が功を奏して、
1日に300pvを超えるような状態となっています。
まあ、確定申告明けには、減ると思いますが(笑)
それでも、月に3,000円くらいの収入にはなるので、
お小遣い稼ぎとしては良いと思っています。
私は、たまたま即決型だったので、すぐ決めてきましたが、
なかなか決めきれないという属性のかたもいると思います。
決めやすいものから決めていく
そういった人は、決めやすいものから決めていったほうが
良いかと思います。
上記のように私はやっていましたが、他の人はまた違った
開業準備や考え方を持っているはずです。
そういった人たちを分析しつつ、自分のやりたい方向性を
決めてから、いろいろ決めていっても良いかなあと思いますね。
私はぼっち税理士と名乗っていますが、税理士としてはぼっちだけど
税理士の知り合いは多いです。
ミニマム型の税理士でやってくことを決めていますが、
将来はわかりません。
なぜかネットでは、一度決めたことをやり続けないと
いけないといった風潮がありますが、
私はそんなことどうでもよいです。
時期、状況によっては、ミニマムの事務所では
なくなる可能性もあります。
できる限り続けていきたいですが、こればっかりは、
将来のことなので分かりません。
決めたらずっと、それに従ってやらなければならない
といった法律はありません。
時代が移り変わって、前のやり方や流行が戻ってくるように
自分のやり方も修正して行けば良いのだと思います。
ですから、決めやすいものから決めていって、
その時の自分に併せてやっていけば良いと思います。
自分がされて嫌だったことはしないルールを作る
嫌だったことは他人にしないように
さて、勤務で自分がされて嫌だったことは
ありますでしょうか?
これをリストにしておくことをオススメします!
例えば、確定申告時期の所長の機嫌が悪くて、
それを見越した対応をしなければならなかった。
顧問先から契約の範囲内なのか不明な仕事を要求され
まるでその会社の社員のように使われて嫌な思いがした。
など、人によって様々な嫌なことを経験すると思います。
独立すると自由なのですが、ある程度ルールは作って
自分で制限をつくる必要があるかなあと感じています。
ですから、自分がされて嫌だった仕事は、
人にしないようにするためにルールを作って、
自分で運用してみることも良いと思います。
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独立後の嫌なこともリストにしておく
また、独立して活動をしていくと、
社会の荒波というか、洗礼というかなどを受ける
ということがありますね。
こういったこともリストにしておくと良いと
私は思っています。
なぜかというと、そういったことを人にしないようにして、
人間的な成長をできるようにしていくことが必要だと
感じているからです。
勤務と独立の違いは、勤務は仕事ができるようにする
育成ゲームだと思っています。
人間的な成長も見込めますが、独立すると
人間力を磨いていく育成ゲームになると思います。
常識は人それぞれ、だけど、良識はある程度一緒だと思います。
良識をもって、人の信頼口座の残高を高めていくためには、
マイルールで自分を制御して、楽しい独立ライフを
送れるようにしたいものです。
想定顧客は広くしないこと
独立後の最大の難点が食えない可能性があることです。
まあ、その人のやり方がうまくないと言ってしまえば
それまでなのですが。
独立1年目は、勤務時代の顧問先がついて来てくれないと
結構ツライと感じることが多いと思います。
主に、金銭的な苦しさを感じることが多いのが、
独立1年目だと思うのです。
営業してもうまく行きませんし、
ホームページ作ったからってすぐ集客できません。
一昔前のように、クラウド会計にお金を払って、
顧問先を1年で100件契約できました!とかの
うまい話を最近は聞いたことないですね。
ネットにある記事のほとんどは、税理士も難しくなっていると
そういった論調が多いかなあとは思います。
あと、斜陽産業だとかなどネガティブだらけですね(笑)
こうした記事を見ていくと、顧客を広くするような
戦略を取りがちです。
しかし、ふたを開けてみると、幅広い想定顧客から
依頼があるのかというとそんなことないです。
私は、独立当初、国際税務などやらずに、
普通の税理士としてやっていければ良いかなあと思い、
独立をしましたが!!
気が付いてみれば、フォワーディング業(海運業)や
貿易業が顧問先の大半となっていて、
消費税の還付申告、移転価格が絡むやつ、
非居住者、などをやっています。
もちろん、内国法人もあるわけではありますが、
気が付いたら、勤務時代と変わらない感じでやっています。
ここから、気が付いたことは、今現在勤務であれば、
独立した後の想定顧客は、今の関わっている業界に
絞っても問題ないという点です。
サービスメニューには、法人、個人、相続など全部
掲げておいて、メインとなる業種は絞って、
やってみるということですね。
ですから、二枚舌と言われてしまうと確かにそうですが、
サービスメニューで書いておかないと、仕事は来ないので、
とりあえず、掲げておいて、
メイン業種は絞っておくという戦略が良いのではないかと
私は現在思っています。
実際に、私は、独立してから、なぜか顧問先の社長の
不動産譲渡の申告をやったりする依頼を受けています。
しかも、換価分割とかやったことないものや、
空き家の3,000万円控除案件の検討をしないといけないもの、
給料計算はやらないはずだったのに、
バックヤード業務やってくれないかということで、
月に一度、自分派遣で、会社で入力して、給料計算、
債権債務の管理、経営相談まで請け負っている始末。
なんか、万事屋じゃん!と突っ込まれても
仕方ないわけですが、
依頼のある仕事を、一つ返事で受けていったら、
今があるという感じです。
ほとんどは、知り合いからの紹介や私が担当していた
顧問先ばかりなので、私のことは知って頂いています。
現在、国際税務、海運業、貿易業、税務調査に
絞って運営しているのですが、絞っていても
こういった引き合いはあることを知ってい置いて
頂けると幸いです。
アピールできるものは何でもやる!
最後にアピールできるものは何でもやるという
発想について解説します。
私は、税理士試験を論ずるときには、大学院行った方が
近道と常々言っていますが・・・
全部試験で税理士になっている人間なので、
合格科目はすべて書いています。
試験で税理士になったので、当然のアピールポイントです。
特に、試験で税理士になったからすごいだろう
ということを言いたいわけではなく、
自分がやってきたことをアピールするのに
最適なのが税理士試験なのです。
ですから、逆に大学院で税理士となった方は、
研究したことについて書けばよろしいかと思います。
何をきっかけにして、お客様からお声をかけて頂けるのか
それは全く分かりません。
私の場合、プロフィールに生まれてからの経歴を
ずっと掲載しています。
いじめられて、不登校になり、大検を受けて
大学に行って、売れないバンドマンやってからの
税理士試験に合格して独立!
という、普通の人ではまず、あり得ない経験をしているので、
載せない手はないと思い、プロフィールにしています。
なんでも利用しますし、違法でない限り、
すべての手法を繰り出すことが事業です。
なんだこりゃ!、大したことないなあなど、
感想は人それぞれだと思いますが、
そういった人の感想はどうでも良いのです!
印象に残ることが重要なのだという観点から
アピールは何でもすべきだと思います。
税理士だって、普通の人間です。
特にすごい人のような風格をまとう必要はないです。
事業をやっていれば、だんだんと風格は身につきます。
肩書、経歴ですごさを演出する必要はないです。
あるがままで、アピールすれば良いと思いますよ!
編集後記
今日は、午前中にプライベートの用事で外出して、
午後は、顧問先へ訪問に行ってきました。
そのため、珍しく、夜の更新となった本日のブログです。
本日のブログの内容は、過去にも色々とタイトルが同じような
ことを書いて来ていますが、
事業をやっていると、書く内容、書きたいことが
毎回ちょっとずつ変化していきます。
これは恐らく、事業をやった経験が積み重なっている
結果としてそうなっていると思います。
ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。
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