どうやって仕事してるんだろうか?
税理士事務所、会計事務所の仕事内容
税理士として回答すると次のようになります。
以下、対外的なお仕事内容
・お客様への訪問(概ね月1回)
・訪問時の雑談や経営相談
・訪問時に資料を回収、記帳代行
・訪問時で会計データの修正、月次決算の説明
・お客様からの質問に回答
・決算予測や決算対策を説明
・法人での決算業務と申告書作成
・個人の確定申告書作成
・年末調整、法定調書作成、償却資産税申告
以下、内部的なお仕事内容
・お客様からの質問を調べる
・上司に報連相を行う
・新人担当者の質問対応
・新人育成
・グループをまとめる
・臨時請求(決算報酬など)の請求業務
・内部研修会の企画
・ブログを書く(当時は月1回)
ここまで書いたのは、私が勤めていた
実績をもとにやっていたことをまとめました。
事務職員として、一般的に一人前といわれるのは、
月の担当を20件こなせるようになった時です。
あとは、おそらくどの事務所へ行っても
繁忙期というのはあるもので、
それが12月から翌年3月まで続きます。
中には、個人を中心にやっている場合、
法人だけをやっていて、個人は関与先の
法人の社長だけなんて事務所もあります。
従って、一概には繁忙期があるとは
言えないのですが、基本的には繁忙期が
あることを予定しておいた方が良いです。
最後に申し上げますが、
税理士事務所と会計事務所の違いは
特にありません。
ただ、公認会計士・税理士が主催している
事務所だと、デューデリジェンスやM&A
といったことに携わる機会があると思います。
また、私のように国際税務に特化して
やっている事務所、業種を絞ってやっている事務所
色々な事務所があります。
私が知っているのは、
業種特化事務所はあまり見ないですが、
相続税に特化した事務所はよく見ます。
何か資格があった方が良いのか
さて、次は何か資格があった方が良いのか?
と疑問を持つ方が多いかと思います。
これについては、
ネットでは簿記2級は必須、
税理士試験に試験合格が必要など
色々な意見が出されているかと思います。
結論を申しあげると、
なければないで良いし、あれば合ったで良い
ということになります。
もっとぶっちゃけると、
事務所によるということです。
ただ、最近の傾向として、
求人募集で資格を求めている事務所は
多いと思います。
ですから、あるに越したことはないです。
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つまり、面接に来た人が、
税理士試験の科目合格者と
簿記2級保持者の場合で、かつ
スペックとしては同じだとすると
税理士試験の科目合格者を採用する
というそんな物差しレベルに使うと思います。
実際には、今の税理士試験や簿記2級の
難易度が分かっている税理士は多くないです。
この辺は、税理士がもうちょっと
自分の業界界隈の情報にアンテナを
持っておくべきだと思います。
因みに、簿記2級の合格率は、
2018年6月の最新の状況(このブログ執筆時点)では、
15.6%となっています。
簿記検定の場合、ばらつきがありますが、
簿記2級に連結会計が下ろされてきて、
過去の簿記2級と一概に比較はできません。
税理士試験も受験する人数の減少から、
1科目ずつ取ることにシフトするなど、
難化傾向となっています。
しかし実際に資格にこだわって資格を取っても、
実際には実務を一人でこなすには時間がかかります。
何が言いたいのかというと、
経験者でもない限り、いきなり
月20件の顧問先をもって立ち回ることは
ちょっと現実的ではありません。
私の経験上でも、簡単な仕事ではないと
思っています。
資格は、採用時の物差し程度と
考えていただけるといいと思います。
仕事で必要なスキルはあるのか?
仕事で必要なスキルはあるのか?
一番大事なのは会話をすることができる
ということだと思っています。
当たり前じゃん!
と思うでしょ?
実際に自分より年上の社長や
自分が男性だった場合の女性社長に
相対すると以外にできないものです。
逆もまた然り。
担当する会社にもよりますが、
経理担当者とだけやっていればいいところ、
社長も交えて話をしないといけないところ
お客様によってまちまちです。
対応力が必要となります。
また、いくら新人とは言え、
プロとしての仕事を求められます。
新人のうちは、難しいところを
任されることはないとは思いますが、
お客様から見ると新人でもプロはプロです。
まあ、まずは会話ができるようになることが
一番最初の難所だと思っていただければ。
ちょっとレベルは高いのですが、
次の2つも重要なスキルとなります。
必要な資料を説明して、
わかってもらうことです。
何を言いたいのかというと、
長年事業をされている方でも
必要な資料が分かっていない場合があります。
決して会社任せにせずに、
担当者自らがご案内差し上げることも
スキルとして必要です。
もう一つは、リスクに敏感かどうかです。
こちらは、知識と経験の両方が必要です。
例えば、今度増資するんだという会話から
どのような税務的なリスクがあるかどうか
といった問題を持てるかどうかです。
これはかなりレベルが高い話ではありますが
持っておきたいスキルです。
総括と今後の業界
上記のことは私の経験の域を
超えているわけではありません。
あくまで、私の経験だけによって
構成された税理士事務所、会計事務所の
仕事やスキル、資格は必要かなどの
ことを語ったにすぎません。
税理士、一人ひとり考えややり方は
違って当然ですし、そのやり方に合うか
合わないかはあなた自身にあります。
加えて、将来のことを申し上げると、
税理士事務所、会計事務所の職員さんの
需要は減るものと予測しています。
なぜかというと、
2,000年代にIT革命がやってくるまで、
税理士業界は記帳代行が売りでした。
総勘定元帳は作品!という時代でした。
1事務所で10人以上を雇ってという
個人事務所が多かったそうです。
今は、一人につき月20社です。
100の顧問先があっても、所長入れて、
職員さん4人で分担作業できるのです。
これからは、ITとAIの普及でもっと
人がいらなくなることが予想できます。
つまり、税理士一人で100件という時代が
来る可能性も否定できません。
まさにマンパワーに頼っていたことが
なくなっていく時代が到来する可能性が
高いということも申しあげておきます。
編集後記
今日はオフにしようかと思います。
ちょっと資料作成と申し込みたいものが
あるので、後で記事ように手続きを
分かるようにしておこうと思います。
そういえばようやくバンドの動画を
あげることができました。
ただ、google adsenseの申請に必要な
動画再生数やチャンネル登録者数が
かなりレベル高いです。
戦略としてどうしようか思案中です。
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。
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