価格表示にはいろいろあります!
値段の価格表示と消費税
何かものを売ろうとするときには、
値段が必要になります。
購入する側としては、値段が分からないと
不安になるからです。
消費税が導入される前の日本では、
値段は本体金額を支払えばものを
購入することができました。
しかし、消費税が導入されたあとは、
本体金額+消費税の合計を支払うことが
必要となります。
消費税の導入で3%、増税されて5%、
再増税で8%となっていっています。
今度は10%になりますので、
本体金額の1割が税金になります。
これがどういったことを示すのかというと
8%までは、10円のものを購入しても、
消費税は含まれていますが、本体金額で
調整ができていました。
つまり、本体9円、消費税1円といった具合です。
今度は、10円のものは11円となり、10円が本体
1円が消費税ということになります。
つまり、2円の価格上昇をすることができます。
こうしたことが、消費税の増税の時期に
行われて、その後のセールで安く見せる
といった手法になるのです。
表示方法にも色々ある
さて、それでは価格の表示方法には
色々あることはご存知でしょうか?
内税、外税、両方表示など、いろいろです。
内税方式は本体金額+消費税で価格を表示します。
外税方式は本体金額のみで価格を表示します。
両方は内税と外税の両方で表示する方法です。
よくあるのが、(税抜)100円(税込)108円
なんていう表示方法です。
まあ、親切な表示方法です。
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消費税が8%になったときに総額表示、
つまり、内税方式を緩和することが
事業者でできるようになりました。
この結果として、レジでものを購入しようと
思ったら、消費税が上乗せされて思ってた
金額と違うんだけど・・・
というご経験がある方がたくさんいたと思います。
今後は、軽減税率が入って8%と10%が混在する
といったカオスな価格表示となりますので、
尚更注意が必要になります。
軽減税率だとややっこしくなるかも
軽減税率だとややっこしくなる
ということはご存知でしょうか?
どうなるのかというと、
イートインスペースがある飲食店が
一番いい例となります。
通常の飲食店での料金は消費税が10%です。
しかし、持ち帰り(Take out)では
消費税が8%となります。
つまり、イートインスペースがある
業態では、価格表示を10%と8%
両方の表示をしないといけなくなります。
また、現在の外税方式が維持されると、
内税、外税、両方表示といった具合に
10%と8%のそれぞれに3つの表示が
想定できます。
ちょっと注意しないと同じ商品なのに
会計時で金額が違うんだけど・・・
といったことが起こることが予想されます。
ですから、一般消費者は10%のものが
8%で買える!と思うかもしれません。
ですが、ちょっと注意しないと、10%の
消費税となってしまうことがあるので
注意が必要なのです。
消費税は今後も変わっていく
消費税は、今後も増税が見込まれます。
今後はもっと複雑になる可能性があります。
EUでは、ただの牛乳とイチゴ牛乳の値段は
異なることはご存知でしょうか?
なぜなら、ただの牛乳は加工していますが、
牛の乳からとれたものをそのまま出荷して
いるので、付加価値は低いです。
しかし、イチゴ牛乳はイチゴを取り、
つぶして牛乳と混ぜ合わせるといった
製造工程をたどることから、付加価値が高い
と判断でき、日本の消費税に当たる
付加価値税が上乗せされます。
逆に生鮮食品は、生活に必需品なので、
0%(実質無税)にしている国もあります。
消費税の増税は、決して事業者だけでなく、
一般消費者も含めた国民の問題なのだ
ということを改めて考えたいものです。
編集後記
今日は仕事をしないとえらいめに合うので、
仕事をしようかなと思います。
月末に仕事依頼が続くとちょっと・・・
と思いますね。
まあ、何とか終わらせるめどはついています。
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。
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