サイトアイコン 問題解決を後押しする都庁前のLiens税理士事務所 齋藤幸生

【税理士業界】もう修行の場所にすらなれない。従業員のメリットに気が付かない税理士業界。

こういうアイデアさえ出ないのが
税理士事務所です!

税理士事務所はブラックか?

税理士事務所はブラックか?

こう問われたら、私はブラックだ!と

答えます。

 

そのブラックである根拠をいくつかに

わけて説明します。

 

1.仕事がブラック

税理士事務所の仕事は、記帳、申告書作成

この2つに行きつきます。

これさえできていれば、所長は満足です。

 

つまり、成長がありません。

自分が成長することがありませんから、

それは従業員を飼い殺しにすることです。

 

2000年代初頭のIT革命以後、

税理士事務所がやっている仕事に変化は

ありません。

一般事業会社であればあり得ません。

 

というのは、新商品の開発すらないからです。

税理士という個人事業主は資格にあぐらを

書いていると批判されてもしょうがないと

思います。

 

2.給料が低い

税理士事務所は総じて給料が低いです。

未経験では年収300万円を切ります。

給料が低いですが、やることはベテランと

対して変わりません。

 

また、就業規定は所長の頭の中です。

給料の昇給は規定なんてありません。

ですから、税理士法人へ個人事務所から

人材は流出します。

 

しかし、税理士法人といっても、

個人事務所から法人なりした外形だけの

法人が多いので、しっかりなんてしてません。

 

3.なぜか無理やり組織を作る

個人事務所なのになぜか組織を作ろうとします。

課長、主任、シニアなど肩書です。

はっきり申し上げて意味ないです。

 

給料が低いのに、肩書管理職で残業代を

削ろうとしているのかと勘繰りたくなります。

組織にしてうまくいっているのかの検証も

していません。

 

4.所長が経営能力ない

所長は経営能力がありません。

先ほども申し上げた通り、2000年から

2018年までを考えても、新商品を考えて

出している税理士事務所はありません。

 

記帳と申告の仕事を角度を変えて

提案しているだけです。

これだとただの価格競争になります。

 

事実、安い顧問料として提示しています。

これについては私も同様になっています。

経営者として本当に利益がでる商品を

提案できてない。

 

それだけで、経営者としては失格だと

思います。私も同様です。

 

5.繁忙期を繁忙期のままにしている

これは、12月から3月までのことです。

要するに改善がなされないということです。

改善しない業界なのです。

 

もっと言えば、何も考えていない。

考えても、個人の確定申告を受けない

ようにしようなどどいったことくらいです。

 

以上のように、ブラック的なものばかりです。

社員は成長できない、給料安い、

運用できない組織を作る、所長は経営能力ない、

繁忙期への無知、人が来る業界なのか?

ということなのです。

 

 

修行の場所にすらなれない

独立して分かったことがあります。

税理士事務所は修行場所にすらなりません。

 

というのは、独立すれば、自分の思い通りに

仕事をすればよいからです。

 

あとは、一般的に1年サイクルの仕事が

経験できれば、何年もやる必要はないです。

税理士資格をとって早く独立または、

給料のいいところに逃げましょう!

 

 

サービスメニュー

 

修行にならない理由としては、

税務は個別具体的だからです。

 

税理士の本質が税務の専門家ですから、

どうやったらお客様にあったように

処理することができるのか?

この一点こそが重要です。

 

これが修行する意味がない理由です。

お客様ごとに個別性、具体性が違います。

税理士事務所でやったことをそのまま

応用することは初めからできません。

 

その時の自分が判断するのです。

経験があれば、安心かもしれませんが、

その時に自分が安心したいという

麻薬みたいなものです。

 

経験の蓄積を軽んじるつもりはありません。

しかし、経験がないから税務の判断ができない

というのは論理的ではありません。

税務は法律です。法律を見てどのように判断

できるのかを考えるわけです。

 

法律になかった場合には、実務書、

その内容に近い法律等で判断します。

経験が意味を成すのは、本当に微妙な

ラインの判断になった時です。

 

そういったときには、むしろ

自分の経験よりも、自分の周りにいる

それに特化した知り合いに相談を

してみる方がよっぽどましです。

 

従業員のメリットに気が付かない

先ほど、所長は経営能力ないと

申し上げました。

経営能力がないのは、利益を上げる

新商品を開発できないからだ!と。

 

上記に加えて、もっと本質的なことは、

従業員のメリットにも気が付かない

ということです。

 

税理士事務所で勤めていて満足だという

方に私はあったことがありません。

不満としてよく聞くのが、給料安い、

仕事量が半端ない、番頭やお局がうざい

 

パートのおばちゃんがうざい、

勤めてから1年はこども作るなと言われた。

これ以外にも色々あると思います。

 

つまり、税理士事務所は従業員のメリットに

コミットしていない。気が付いていない

ということなのです。

 

従業員の思惑としては、業界にかかわらず、

・給料が高い
・残業がない
・休みを取りやすい
・人間関係がよい

私が一般的に従業員として働きたい

と思うのはこの辺りではないかと

思います。

 

他にもあるでしょうが、属人的になるので、

あえて書いていません。

 

税理士事務所は、ことごとく上記のメリットを

踏みにじっています。

給料が安い、残業多い(繁忙期特に)、

休みを取りずらい(日本企業は特に)、

人間関係が良い(番頭、お局、所長が特にダメ)

 

働きたいと思うわけがありません。

つまり、人を雇って、所長の思うように

従業員に働いてもらいたいなら、

前提として、上記はすべて改めないと

いけないということになります。

 

 

現実を知ることが必要

私が先日受けた、研修で思ったことが

今回、私が書いたことです。

税理士事務所ってやっぱだめだわ(笑)

的なことです。

 

私自身も含めてなのですが、

まだまだ甘ったれの人間が資格に

くっついて仕事をやっているだけだと

痛感させられました。

 

それと同時に、今まで逃げていた事業に

正面からぶつかってみることも必要との

判断に至りました。

 

私が人を雇うことは現状でも考えて

いませんが、今後、自分の事務所を

大きくする過程で、いくつかの解を

得たということです。

 

私自身が今まで持っている知見という

埋蔵金を使ってもっとできることがある

と気が付きました。

 

現実を知るという見て見ぬふりできる

時代は終わったのだなとつくづく思います。

 

 


編集後記

今日は、完全オフです。

上記でも書いた通り、ちょっと

自分の事業について見直そうと

思っています。

 

因みに、今後10年の事業計画(仮)を

自分で昨日作ってみました。

 

もちろん実現可能な範囲内で作成しました。

よくよく考えたら、1年で1件増やせば

良いことに気が付いたので、精神的に楽です。

 

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