【デジタルネイチャー生態系を為す汎神化した計算機による侘びと寂】これはSF映画やアニメではない!現実の話なんだ!




大学の先生の本のわりに読みやすい!

デジタルネイチャーを読んで

落合陽一さんのデジタルネイチャーを

読んでみました。

まず、学術書みたいな感じなのかな?と

購入当初は思っていましたが、

 

どこか小説のようでいて、現実もあって、

この本自体がデジタルネイチャーのように

感じることがありました。

 

つまり、よくわからないんだけど、

分かったようになって、誰かに話して

しまいそうになる。

 

実際の内容としては、

私たちが普段使っているITについて、

よくわからないけど使っている、

まさしく魔術のようだ!という内容です。

 

ものすごく要約するとですけど、

それに伴って、End to Endといった言葉で

いかにして魔術化されているのか

ということを説明してくれます。

 

私なりの理解だとググるということも

魔術なのだということです。

ゴールがありそのゴールに向かって

ググってその先にあるウィキで分かる。

 

ググるの内部では、言語のアルゴリズム

言語特有の言い回しなどがおそらく数理的に

データとして解析されて、検索した人の

思っている答えに最短でたどり着くように

設定されています。

 

しかし、実社会で使っている一般人、

私も含めてですが、そういった内部構造を

知ることなく、一気にゴールまで導かれ

そのゴールに満足するようになっている。

 

私なりの理解だとこうしたことが、

いわゆるEnd to Endで、知らずに使われている

技術が魔術化というものだと思います。

 

 

徹底したリアリズムが必要

また、本書を読んで気が付いた点は、

徹底したリアリズムに基づいて、

かかれているという点です。

 

SFやアニメというではないです。

実際にある技術、方法、知識を併用して、

いかに現在の技術が魔術化されていて、

また効率的になっているのかが

説明されています。

 

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SF映画だとレディープレイヤーなどの

仮想空間に行ってゲームプレイする。

なんて発想があったりしますが、

そういったことは全く本書では出ません。

 

そういった趣旨でもないです。

しかし、今後の技術による均質化、

それが発展していった人間社会の

労働の在り方も含めて解説している。

 

当たり前にある世界での技術が、

いつしか、作り手自身にもよくわからない

ところで動いて、それが世界に広まって

いくという現代技術の面白さも

説明されています。

 

SFやアニメが好きだったとしても、

やはりリアリズム的発想は必要だという

ことの証左なのではないかと思います。

 

また、今後の技術によっては、

人間と機械が区別できなくるとも

本では書いてあるので、

その部分の発想が興味を惹かれました。

 

均質化に抗ってみたくなる

ただ、今の技術がすべていいとは、

思わないとも思っています。

これは現時点での考えですが・・・

 

前から少し気が付いていましたが、

今のIT分野の技術例えば、AI技術などは、

いわゆる均質化をもたらすことになる

ということなのです。

 

例えば、病気にならない体、美的イメージ、

仕事でも機械から指令を受けて働く人間と

技術などを発明して金を集める人間との2分化

そういったものがもたらされることになる。

 

この中で、美的イメージですが、

これは人間の持つイメージだけのもので、

みんなが美男美女になった世界となると

そもそも美男美女という概念が消える

そういったこともあるのではないか?

 

と私は思っています。

また、本書の言葉を借りると、

美的イメージが変わって太った人が

パリコレを歩いていることも起こりえる

ということなのだと思います。

 

つまり、ある種技術が進歩することは

良いのですが、すべてにおいて均質化する

ということなのです。

 

そういった方向になっていっている。

本書を読んでどうしようかなあと

思ったのはこの点です。

 

私が思ったのは、均質化に抗って

見ることも面白いなあということです。

 

もうすでに次の世界に足を踏み入れている

本書を読んでいてわかったことは、

人間が次の世界に足を踏み入れている

ということなのだと思います。

 

つまり、近現代というフェーズから

現代へのフェーズです。

今後の技術進化としては、言語が

なくなる可能性もあるわけです。

 

イメージだけで相手を理解する

そんな世界もあり得ます。

 

また、世界は国で分かれていますが、

そもそも国という概念自体が意味を

為さなくなり得ます。

 

なぜかというと、それはアイデンティティ

の問題だけで、人間という個人を特定する

物差しようなものだからです。

 

例えば、twitterでbotがありますが、

これは機械がその人に成りすまして

tweetしているわけです。

 

しかも不思議なことに機械であると

認識して言葉を受け取っている

人は少ないのではないでしょうか?

つまり、人間の言葉として受け取っている。

 

まさに、人間と機械の境目がない状態、

国は関係ないということになります。

こんなことが今後は頻繁に起きてくる

ということを知った時に、次の世界に

足を踏み入れていると感じるのです。

 

 


編集後記

今日は訪問ありませんが、

色々と相談と6月決算の準備などを

行おうかと思います。

 

自分の会社は6月決算なのですが、

すでに申告書や決算書は作成済みです。

電子申告するので、電子証明の再発行を

法務局に依頼しなくては!

 

 

 

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齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。