税理士の差別化の方法




JRの某駅なのですが、10年くらい前までは
この様に色々なお店が入っていることを
誰が想像できたでしょうか?

税理士の差別化の方法

最近、税理士の差別化はどうしたら
実現できるのかを模索中です。

業種特化するということは、差別化
になるとは思います。

一番簡単な方法です。

ですが残念なことに、業種特化だと
特化した業種が衰退すると一緒に
税理士も衰退してしまいます。

 

私が最近気が付いたことは、税務顧問
ということ自体が古くからあるので、
これがどうにかならないかと思います。

どういったことかというと・・・

税務顧問がすたれてきているのでは?
という感覚があるからです。

月額報酬3万円代までの会社ですと、
税理士からすると、手間がかかる、
時間がかかる、単価上がる、社長からの
訳の分からない要求がある

といった、おおよそデメリットしか
ないようなお客様に出くわすことが多々
あります。

こういったことが起こるのは、税務顧問
という内容不明の良く変わらないシステム
と思われているか、契約したお客様に
内容が理解されていないかのどちらか
だと思います。

 

私としては、最終的によくわからない
システムで顧問料を請求するよりも
よりはっきりしたことで請求をしたい
と考えています。

こういったことから、現状としては、
ホームページに料金表を掲げていますが、
まだまだ理想には程遠いと感じています。

 

私は現在、人を雇うつもりはなく、
私が個人としてお客様に接する状態です。
つまり、物量や時間がかかるといった
契約はやってはダメということに
なるわけです。

要するに、給与計算、記帳代行はできない
(仕事として受けないとは言いませんが)
ということです。

最初は生活の安定のためとか、仕事ないから
といった理由でやる必要があるかもしれません
が、極力私はやっておりません。

 

ですから、理想としては、税務顧問契約
することなく、リピーターになってくれる
というシステムを構築するということ
になるということです。

現在、こういったことができないか模索中
なのですが、税理士業という枠で物事を
考えていると上記は不可能であると
思っています。

なので、税理士業と他の業態のコラボ
レーションという括りで新規事業を
立ち上げることが必要だと思います。

 

 

差別化と報酬の関係

税理士という枠で考えると差別化が
報酬料金のアップにつながることは
ないと思います。

というのは、やっていることは旧態依然
とした記帳代行業務と税務監査だからです。

税理士業の宿命として上記2つの仕事は
切っても切れない状態です。

今後10年以内に人工知能がもっと飛躍して
税理士を記帳代行から解放してほしいと
私は考えています。

そうすると税務監査というものしか税理士
には残らない可能性があります。

そうしますと、差別化はちょっと難しい
ということになります。
なぜなら、税務は法律対応ということ
なので、どうやっても限界があるからです。

従って、お客様は税理士の人柄や料金のみ
での判断となります。
要するにお客様に合った人、料金という
判断しかできないということです。

 

こういった時代がすぐそこまで来ている
ので、税理士は税理士業に囚われない
考え方で差別化して、料金を体系化し、
明瞭にして仕事をやっていく必要性が
あるのだと思います。

現状、差別化できるものとしては・・・
・コンサルティング(内容をニッチにする)
・メールかWEB上での会議でその都度対応
(顧問契約なしの相談型サービス)
・社内の業務フローの改善
・外国語の習得

といったことが挙げるのかなと思います。
しかし、こういったことはすぐにマネ
される危険性があるので、常に事業に
アンテナを張っていく必要があります。

 

時の経過と共にすたれてしまう

将来に向けては、税理士業はすたれて
しまう業界にあります。

収入源だった記帳代はなくなる可能性が
高く、仕事は法律行為についてのアドバイス
のみということになるからです。

私は、こういった状況から打破したいと
考えています。
なので、ある程度の規模、集客を行い
つつリピータ―を増やす方法はない
ものかと模索中なのです。

 

税務顧問というシステムも人工知能の
登場で今後は会計ソフトに標準装備
されて判断してしまうかもしれません。

実際に会計事務所向けソフトには
税務リスクがある科目をチェックした
かどうかを警告してくれるソフトが
あったりします。

私はソフト屋さんではないのでそういった
開発はできません。
身一つで何か新しいことをやっていく
必要があるわけです。

私の中でのキーワードはリピーター、
税理士業、コラボレーションという
言葉が重なる事業をやっていきたいと
思います。

この3つの言葉で事業を行うとマネされた
としても問題ありません。
お客様はリピーターなのですから、
他に移るというリスクが軽減できるから
です。

要するに疑似的な顧問契約が成立する
状態を構築するということです。

 

 

まとめ

税理士の差別化の方法としては、
他の業種とのコラボレーションが
必要であるということ

差別化=報酬アップにつながるわけ
ではないので、明瞭でわかりやすい
料金プランの提示が必要であること

税理士業界は時の経過に伴いすたれる
ことが確実なので、私の考えとしては、
リピーター、税理士業、コラボレーション
の3つの言葉が重なる事業を行って
行きたいと思っています!

 


編集後記

昨日は、某同業者の方から協業の依頼が
ありました。将来的には税理士法人に
したいとのこと・・・

うーん、どうしようといったところです。
まだ、独立して1年足ってない状態なので
悩むところです。

家族会議をしなければならないと申し上げて
とりあえず、答えは先延ばしにしています。

 

最後まで読んでいただいてありがとう
ございました。

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ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。