今回は持分会社について紹介いたします。
★持分会社とは??
持分会社とは、合同会社、合資会社、合名会社の3つの区分をまとめて持分会社といいます。相違点は次の通りです。
①共通事項
-設立費用・・・登記代等で約10万円(株式会社は約24万円)
-定款認証・・・不要(公証役場での承認が不要)
-最高意思決定機関・・・社員総会(要するに株主株主総会みたいなもの)
-代表者・・・代表社員(代表取締役みたいなもの)
-役員等の任期・・・定めなし(重任登記がいらないということ)
②異なる点
-合同会社
・・・有限責任(通常の株式会社と同じ責任)、代表社員1名から設立可能
・・・資本金が1円以上から始められる
-合資会社
・・・有限責任と無限責任(代表社員が会社の負債を肩代わり)の2種類ある
したがって、2名以上からでないと設立できず、どちらか一方が無限責任になる
・・・資本金が1円以上から始められる
-合名会社
・・・無限責任のみ
・・・資本金必要なし
★持分会社のメリットとデメリット
持分会社の利点は、株式会社の半分ほどの設立費用で済むということです。また、決算公告の義務がないので、決算公告代金の約6万円がかからないという維持コスト面でも有利です。
デメリットは、株式会社よりも一般的ではありませんので、信用が株式会社よりもないということを聞いたことがあります。ただ、設立直後の株式会社も似たような状況に追い込まれますから、どちらの形態でも問題ないというお考えであれば、持分会社で設立した方がよさそうです。
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編集後記
昨日は東京税理士会の税理士向け研修サイトで初めてWEB研修を実施
年間36時間の義務化がなされているので、4月までに受けた研修の申請と
5月以降の研修についてサイトで確認しました。
私の義務研修時間は、あと23時間余りになりますが、何とか5月中に達成したいと
考えております。